自分の掛け方は誰も指摘をしてくれないから
世知辛い世の中になると注意や叱るなんてことはなくなって無関心になっていくという話を聞いたことがあるけど、気の知れた仲間がいないなんてこともあるだろうし、おかしな部分を指摘してくれる人は「先生」です。
「悪友」に恵まれた生き方をしていると馬鹿にされたり笑われたりしつつ悪友が「先生」になるから不思議なんだけどね、なかなか巡りあうことはないだろう。
こと神具関係の話になるとまず相手に指摘をする人は皆無。
気持ちの部分が大きなものになると怖くて口を挟めないなんて当たり前だけど、もし、神前幕の掛け方でこんな状態だったら「それワンサイズ大きくしたほうがいいね」と伝えてあげるといいかもしれない。
もちろん、反発覚悟も漢の度量というもんだ。
棚板で祭っている場合より箱宮神殿の内部に掛けたいとき起こりやすい。
神前幕は棚板を前提に寸法を作っているから、箱宮にぴったりなものは無いと思って探すことかな。
箱宮にピッタリサイズはないからそのときワンサイズ大きなものを選ぶのがコツなんだけど、それはしないて内寸幅ギリを選びやすい。
結局、掛けた時に下の絵のようになってしまっているのであれば変えたほうがいい。
大きいと困るだろ・・・困ったら両脇で寸法調節して折り曲げて掛けたりして工夫してみてよ、何が困るんだかそこがわからないから、何ひとつ困らないんだから困りようがない。
前面にだけ掛けるならこの方法でOK。
ただし、コの字、囲い掛けをしたい人たちも多くて、そのときには「無地一択」で掛けておくといいと思う。
何故か?
それは神前幕は前面掛けを前提に紋の位置がある、ここの部分は知っておいてね。
大きくなると離れてしまうから囲い掛けだと大きなものが必要になって4尺、5尺、6尺ぐらいのものが必要になるでしょう。
幅3尺の棚板に神前幕を囲い掛けしたければ、正面90+右30+左30=150cmぐらいは使う、となると5尺だ。
まぁ、ちょうどこれから神前幕を取り替える人たちが増えることもあるから、ちょっとしたアドバイスのつもりで書いてみました。
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興味のある方は是非ご覧ください。