平成5年以降、小中の不登校児が増え続けて、2.5倍になっているとのこと。

この子たちは小中学校は義務教育だから卒業できても

高校進学が困難になって、仕事にもつけず、「社会難民」になってしまうという。



ムスコが小学校高学年の時、

先生に、低学年の時の先生や家庭で甘やかすから、こんなふうになった。

片づけられない、忘れ物が多い、

頭が悪いわけではないのに、集中できない、

集団行動ができないと言われ、


低学年の時からそういう傾向はあったんだけど。


「でも、家ではお手伝いもよくしてくれますし、困っている人にも優しいんですよ」

というと、

「家でどうでも、勉強や、学校には関係ない」と言われ、

まぁ、関係ないよね(^^;


「会社勤めなんか絶対無理」と言われ、


「わかっています。
会社勤めには向いていないと思うので、サラリーマンにする気はありません!」

と啖呵を切ったことがあった。


そんなに成績が悪いというわけではなかったのに、

子供はこうあるべき、という固定観念をもった教師には、

息子はあるまじきもの、矯正しないといけないものとして映ったよう。

まぁ、扱いにくかっただろうと思うけど。

今ならきっと発達障害なんだと診断がついたと思うけれど、その当時はまだまだだったので。



先生運が悪かったよね~としか言いようがないけれど、現実に、それが学校という場所。


娘の高学年の時の先生は、子供たちのことをとてもよく見ていて、低学年で宿題を忘れたり忘れ物が多かったりした子たちが、

その先生が、大きな声で叱ることもなく、厳しくすることもなく、

卒業するころには宿題を忘れることも、忘れ物もなくなって、先生を嫌いになることもなく明るくなっていった。


それも、先生運がよかったよね~としか言いようがない。


ムスコはその後、中学に進学して、

色々あって、

まぁ本当に色々あって、

ムスコも私もさんざん悩んで

中2の時には時々学校を休むようになって、半不登校。


「そんなに嫌やったらガッコいかんでええで。

ガッコいかんでも勉強できる方法を探したらええねんから」

と腹をくくって言った私に、

「いつでも行かんでええねんやったら、もうちょっと行ってみる」

と言って、登校。


中3になる時に北海道に引っ越して、

北海道の中学は息子にはあったらしく不登校はなくなった。

その時の担任の先生は申し訳ないけれどイマイチ(-_-;)だったけれど、周りのサポートしてくれていた先生方と、

北海道に来てからできた友人たちがよかったのだと思う。


大阪にいるときには、

「高校はいかへん」

と言っていたので、

「高校行かんでも、ほかにいくらでも道があるからええよ」

と言っていたのが、


北海道に来て、

「高校、行こかな」と言い出したのは、

はっきり言って、ほっとした。

その後無事に高校に進学、そして卒業。

大学にまで行きたいといったのにはびっくりしたけど。

ガッコ嫌いやったんちゃうん(^-^;


みんな一緒、

みんな元気で仲良くという

学校というシステムが今の時代には合わないのではないかと思う。

正直、ムスコには合わなかったし。

先生の当たりはずれもあるし。


そいうのって、みんなはっきりは言わないけれど、

みんな心の中では無理だと分かっているのに、

なぜ子供には押し付けるのか不思議。


子供たちに個性を求めながら、学校は画一的に子供を型にはめようとするしね。



先生にそんなに多大に期待してもかわいそうだし、

先生だって人間だもの、生徒に好き嫌いがあってもしょうがないと思うし、

息子にも娘にも、よく

「先生も人間やからしょうがないやん」

と言っていた。


担任という一人の大人に子供たちの大切な1年を託すのではなく、

色々な選択肢があればいいのに

と思う。


先生には授業に集中して、授業の腕を磨いてもらって、


そのほかにいろいろなサポートを用意する

というわけにはいかないのだろうか?


学校という閉鎖的な空間に合う子も合わない子も

色々な子がいるのだから、

近所のおばさんでも、おじさんでも

色々な価値観を持った大人にふれることができて、

話を聞くことができて、

自分で柔軟に考えることのできるようにサポートしていく

そういう場所を用意することができないんだろうか?



少子化のこの時代に、

子供たちが引きこもって、社会難民になるって、そんなもったいないと思ってしまう。


高校は、ようやっとネットを使った通信制で、N高や、ゼロ高ができたけれど、

これは、すごいよね。

全国どこにいても同じレベルで多様なことを学べるのだから。

でも、あくまでも高校。

N高が中学も作ったけれど、今の法律では通信制にはできなくて、東京に学校があって、

通わないといけない。


義務教育の中でも学校や地域間のレベルの差は歴然としてあって、

子供たちや親は小学校や中学校を選べなくて、

不登校のままでも卒業できてしまうと言いうのはどうなんだろう。


学ぶ権利と義務があるのだから、

もっとどうにかならんのかねぇと思う。



ムスコが、小学校に入学した年に買って、北海道に移住してくる時に大阪から持ってきたクリスマスツリー。
自分の身長より高いのに憧れていて、ギリギリ高いの。

年代ものです(笑)

今年は、マゴと一緒に飾りましたよ。

via 富良野/花七曜
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