第50回国家試験の?な問題 ロービジョンケア

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

「日本作業療法士協会誌No.13 2015年7月」に掲載されていた、
第50回作業療法士国家試験のある問題に対する正解が適切ではないと指摘があったようです。

今回も不適切な問題を紹介しますが、”ロービジョンケア”という名称、あまり馴染みないですよね?

今回の試験においては、ロービジョンケア、統計の検定方法、ボツリヌス菌毒素製剤の作用機序、胸部X線写真の所見、がん患者の遺族アプローチ法など、時代に応じて新しい傾向の問題が出題されてきたようです。

どうやら、この新しい傾向が、現在の養成校の作業療法教育の中にどこまで組み込まれているかが、合否を分けたのでしょうか…?

問題1:ロービジョンケア活動と補助具の組合せで適切でないのはどれか?
1.パソコン操作-音声変換ソフト
2.針の糸通し-拡大鏡
3.屋外旅行-白杖
4.爪切り-単眼鏡
5.読書-書見台

さあ、どうでしょうか?
どこが不適切な問題なんでしょうね?
正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:
ロービジョンケアというのは、視覚障害児・者へのハビリ(リハビリ)のこと。
眼科で視覚的補助具の選定や処方、補助具の申請や使用訓練などを行う。

選択肢5を選択できるとの意見があったが、4の単眼鏡は遠くのものを見る補助具であり、爪切りには適さないことは明らかであるため、4を解として選択できるとのこと。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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