とある週末の夜におじゃましたのは、
京都にあるお気に入りの和食のお店。
旦那ちゃんとふたりで来るのは、初めてです。
【ざんぐり綾富/京都市下京区塩屋町72 グランシャトレ 1F】
◎ざんぐり綾富Facebook https://www.facebook.com/zaaaaaanguri/
開店時間の18時に予約を入れたのですが、
外はまだこんなに明るく、日が長くなっているのを感じます。
ざんぐりさんは週に4日、
おかず付きのカレーランチを提供されているのですが、
私の会社からだと微妙な距離で、食べたいのに食べられず…。
とりあえずは生ビールで乾杯!
一瞬で飲み干してしまったので、瓶ビールにシフトチェンジ。
メニューはこんな感じで、
私たちは「しっかりおまかせコース(税抜/3,700円)」に。
一品目は「先附のお刺身」。
すぐにおまかせの日本酒を注文。
この時点で、すでにしあわせ気分。
二品目は、毎回楽しみにしている「焼肴八寸」。
先ほど目の前で骨切りをされていた「鱧」もいます。
この季節はまだ脂がのっていないそうですが、
淡白であっさりとした鱧も美味しいのです。
小さなカニさんもいました。
上から見ると、ジャガイモのスープの海を、
カニさんと海老さんが覗き込もうとしているかのようです。
…ですが、カニさんも海老さんも、丸ごといただいちゃいました。
そら豆の変わり揚げも絶品でしたし、
一品一品のお仕事が丁寧で、美味しく、美しく、楽しい八寸。
お次の日本酒は、こちらを出していただきました。
三品目は「椀物」なのですが、
とろとろのトマトが冷たいお出汁に浮かぶというスタイル。
トマトの爽やかさとお出汁の旨味が、
キンキンに冷やされたグラスの中で融合していました。
そして、次の日本酒を注文させていただくと、
大将から「炭火を使った酒燗器で熱燗はいかがですか?」というご提案をいただき、
おもしろそうなので、その案に乗ってみることに。
すると、こんな感じの装置が目の前に…。
右の空間には炭が入れられ、左の空間には徳利を温めるお湯が。
骨董品に精通されいる大将の話だと、
江戸時代に使われていた物で、
大将自ら修理をして使える状態にされたそうです。
ちなみにこちらのユニークなお猪口は、
どこぞの(記憶喪失…)企業さんの販促品だったそうです。
こちらはまた別の形状の酒燗器のようです。
歴史を感じる日本人の知恵が詰まった道具は、
骨董品のことなど知らない私たちの心をも、惹きつけました。
さて四品目の「焼物」へ。
こちらはざんぐりさん名物の、
甘辛酸っぱい「トムヤム手羽先」。
できれば3本くらい食べたいちゃいたい、美味しいさ。
五品目は「油物の筍のクリームコロッケ」。
上にふられているのは木の芽?
現在、大将はランチメニューの
リニューアルを考えていらっしゃるそうで、
こんな創作クリームコロッケの出番もあるかも…?
六品目は「酢の物」。
使われているお魚は鯵だったかな?
この胡瓜に入れられた包丁の数に、感動してしまったり。
そして最後の七品目となる「御飯物」はカレーでした。
ほどよい辛さとスパイス感、
そしてココナッツのまろやかさが絶妙な本格派のカレー。
ランチカレーを口にすることは諦めていたので、
夜のコースの〆でいただけたことが、本当にうれしかったです。
今回も最後に「あめちゃん」をいただいて帰りました。
いつも素敵な時間を過ごさせてくださるざんぐりさん、
大満足な夜をありがとうございました。
せっかく週末に京都まで来たのですから、
もう少しプラプラして帰りましょう。
つづく。
心と生活にアートを添えるお手伝い cocoro-ma(こころま)
http://www.cocoro-ma.com/