ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

1983年10月8日付 ビルボード 全米 Top40 Laura Branigan - How Am I Supposed to Live Without You

2019-10-06 20:35:36 | 1983年ビルボードTop40
1983年10月8日付ビルボード All American Top40、前週に続き2週目の1位はBonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、Air Supplyの"Making love Out of nothing at all"。Air Supplyですが、1982年に最高位5位を記録した"Even the Nights Are Better"以来のTop5ヒット、No.1となった"The One That You Love"以来4曲目のTop3ヒットです。Top5となるとアメリカデビューしてからたったの3年間でなんと8曲目となります。
3位は6位からアップ、The Policeの"King Of Pain"。8週連続の1位、年間No.1ヒットの"Every Breath You Take"に続くTop3ヒットです。The Policeですが、この曲で6曲目のTop40ヒット、Top3ヒットは"Every Little Thing She Does Is Magic"を含め3曲目です。
4位は7位からアップ、Spandau Balletの"True"。Spandau Ballet、イギリスでは大ヒットを連発する人気歌手ですが、アメリカではこの曲が初めてのTop40ヒットです。
5位は前週と変わらず、Stray Catsの"Sexy + 17"。Stray Catsですが、9位を記録した"Rock This Town"、3位を記録した"Stray Cat Strut"に続いて3曲目のTop10ヒット、2曲目のTop5ヒットです。

この週12位はLaura Braniganの"How Am I Supposed to Live Without You"。最高位はこの1週のみの12位。年間チャートは61位。年度の途中にかかったのにかかわらず年間チャートにもエントリー、最終的にはHot100に20週間滞在するロングヒットでした。

Laura Braniganですが、アメリカ出身のポップス歌手、デビューは70年代後半ですが、ファーストアルバム『Branigan』の発売は1982年、ファーストシングルはヒットしませんでしたが、2曲目のシングル"Gloria"が最高位2位を獲得、2年連続の年間チャート入りを果たす超ロング大ヒットを記録します。
この曲で、衝撃的な声量、パワフルな歌声に全世界が驚きました。

そして翌年に発表した2枚目のアルバム『Branigan 2』からリリースされたシングル"Solitaire"が7位を記録、次のシングルがこの曲"How Am I Supposed to Live Without You"、12位を記録します。

この曲"How Am I Supposed to Live Without You"ですが、文句なく名曲です。曲を作ったのはなんとあのMichael BoltonとDoug Jamesの共作。
Michael Boltonはのちに大スターになりますが、この時点ではデビューはしていましたがヒットは全くなく、無名のシンガーソングライターでした。
その名曲をLaura Braniganが取り上げ、彼女の豊かな声量で歌い上げてヒットしました。


そして1989年にMichael Bolton自身がレコーディングしてシングル発売、Laura Braniganが果たせなかった全米1位を獲得、年間チャートも12位とLaura Braniganを上回る大ヒットになりました。
どちらのバージョンも甲乙つけがたい名曲です。


今週 先週 song / artist
1 1 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
2 4 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
3 6 KING OF PAIN / POLICE
4 7 TRUE / SPANDAU BALLET
5 5 SEXY + 17 / STRAY CATS
6 9 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
7 2 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
8 3 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
9 17 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
10 10 FAR FROM OVER / FRANK STALLONE
11 12 PROMISES, PROMISES / NAKED EYES
12 13 HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU / LAURA BRANIGAN
13 8 MANIAC / MICHAEL SEMBELLO
14 28 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
15 18 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
16 19 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
17 21 DELIRIOUS / PRINCE
18 14 PUTTIN' ON THE RITZ / TACO
19 11 DON'T CRY / ASIA
20 23 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
21 26 BIG LOG / ROBERT PLANT
22 16 SWEET DREAMS (ARE MADE OF THIS) / EURYTHMICS
23 30 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
24 15 HUMAN NATURE / MICHAEL JACKSON
25 33 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
26 20 EVERY BREATH YOU TAKE / POLICE
27 22 DEAD GIVEAWAY / SHALAMAR
28 31 SITTING AT THE WHEEL / MOODY BLUES
29 32 DON'T FORGET TO DANCE / KINKS
30 25 KISS THE BRIDE / ELTON JOHN
31 37 THIS TIME / BRYAN ADAMS
32 51 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
33 34 IT MUST BE LOVE / MADNESS
34 24 SHE WORKS HARD FOR THE MONEY / DONNA SUMMER
35 38 WHAT AM I GONNA DO / ROD STEWART
36 40 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
37 42 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
38 49 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
39 43 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
40 45 FOOLIN' / DEF LEPPARD

コメント (16)    この記事についてブログを書く
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16 コメント

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愛を知って (音時)
2019-10-06 21:39:14
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/21404699.html
ローラのこの曲の邦題は「愛を知って」。それから6年後の本人カバーは「ウィズアウト・ユー」。日本では「ジョージア・オン・マイ・マインド」と両A面シングルでした。

"How am I supposed to…"という表現ですが「どうして…と思うの?」(そんなことできるわけないでしょ)という意味だそうです。"きみなしで私が生きていられるなんてどうして思うの?そんなことできない..."、ローラ、マイケルともに切ない歌声のバラード曲ですね...。
Unknown (太ったボンジョビ)
2019-10-06 22:05:59
マイケル・ボルトン、クサくて嫌なんですよね
ソウルプロバイダー、くさいおっさん登場かよ?
ウィザウトユー、え?1位?なんで?ローラのがいいでしょ?
ラバーズ、なんだそのくさいビデオは?
ラブイズザワンダフルシング、なんちゅークサいタイトル、クサい歌唱
タイムラブアンドテンダネス、もっとクサいタイトル、さらにクサい曲
ウェナメーン、クサいカバー、やめてくれホント、また1位?勘弁してくさい
とまた反省なしの誹謗中傷すみません、苦手てす
一方でローラはこれで初めて好きになりましたよ
いい歌手ですね、グロリアとソリテアは無理でしたけど…。
あとボンジョビにサビをパクられたラッキーワンも大好きでしたよ
安らかに…ナムナム(‐人‐)
歌唱力 (hannah)
2019-10-06 22:20:37
星船さん、こんばんは。
この曲がヒットした当時は、仰るようにMichael Boltonはまだ無名で、L.Braniganの知名度と歌唱力で12位を記録するヒットになったと思います。
♪Gloria♪の時もそうでしたが、♪Solitaire♪とこの曲でより歌唱力が発揮されています。
M.Boltonのヴォーカルはちょっとしつこいですが、彼女のヴォーカルには聴き惚れていました。
Unknown (太ったボンジョビ)
2019-10-06 22:23:11
あとありがとうございました
星船さんがこの曲選択されると音時さんに訳してもらえると直感しておりました
ハウアムアイサポーズドトゥ~の構文は普段見ないし、それから35年も放っておいてしまいました
あなたなしでどうやって生きていけば…。と意訳しておりました。
合ってそうですが、反語であることを認識出来てないと5点ですね。
サポーズってあんま使わないですよね。
あとpurposeをパポーズって読んでた人居ませんかね?私です、授業で注意されました、恥ずかしいです。
(`へ´*) ニテルジャンカ、チキショー
12位どまり (星船)
2019-10-07 19:56:32
音時さんこんばんは。
いつも英語の勉強になります。ありがとうございます!
Laura BraniganにMichael Bolton、ボーカルの感じは違いますが、やっぱり曲が良い、名曲ですよね。どちらも素晴らしかったです。ローラバージョンはもっとヒットするかと思いましたが、12位どまりで残念でした。
ソングライターとしても (星船)
2019-10-07 19:59:41
太ったボンジョビさんこんばんは。
Laura Braniganの曲の中では私もこの曲が一番好きでした。"Gloria"も良かったですが、彼女の声はバラードにもピッタリでした。
マイケル・ボルトンはソングライターとしても素晴らしい才能を持った人だと思います。
ローラバージョンのヒット (星船)
2019-10-07 20:04:49
hannahさんこんばんは。
このローラバージョンのヒットの時にはマイケル・ボルトンのことは全く知りませんでした。その後にマイケルバージョンがヒットした時に初めて「ローラのヒット曲だ!」と気が付いたのでした。
マイケルの曲づくりの才能は素晴らしいものがありますね。
受験にも (星船)
2019-10-07 20:07:25
太ったボンジョビさんこんばんは。
ホント音時さんの英語の授業?はありがたいです。高校生時代に教えていただきたかったです。
洋楽を聞いていて、結構覚えた単語もありました。受験にも役に立ったことはあったです^^
良い歌手です (golden_70s)
2019-10-07 20:12:36
ローラ・ブラニガンは良い歌手ですよね。
とてもパワーのあるボーカルで、私は大好きです。

ジム・スタインマンの曲が、1位、2位に並んでますね。
ソングライター (hannah)
2019-10-07 21:25:00
星船さん、こんばんは。
いいソングライターとディーヴァのコラブレーションで素晴らしい曲になりました。
思えば、M.Boltonも6年後に♪Soul Provider♪に続く、自身のこの曲で大ブレイクしました。
今週1位、2位がJ.Steinmanの曲ですが、もうすぐ、B.Manillowの♪Resd'em And Weep♪もチャートインしてきますね。この年の彼の3部作です。

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