ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

シャラマー Shalamar - Dancing In The Sheets(1984年の洋楽 Part20)

2020-05-21 22:59:03 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart20はShalamarの"Dancing In The Sheets"。
最高位は5月26日と6月2日の第17位。年間チャートは92位。70年代から活躍しているソウル・ディスコグループShalamar、1983年に22位を記録した"Dead Giveaway"以来のTop40ヒット、通算のTop40ヒットはこの曲で4曲目となります。

Shalamarですが、1977年にファーストアルバム『Uptown Festival』をリリース。そのアルバムからのシングルカットが"Uptown Festival"で、最高位25位を記録します。
この曲は大変インパクトがありました。モータウンのクラシックソウル・ディスコソング10曲のメドレーです。当時、ディスコメドレーというのは珍しく、ビックリしました。
この時のメンバーは Jody Watley、Jeffrey Daniel、Gary Mumfordの3人組。Gary Mumfordはすぐに交替し、Howard Hewettがメンバーとなり、しばらくこの3人で活動を続けます。その3人のメンバー時の1979年にリリースしたシングル"The Second Time Around"が大ヒットし、全米第8位を記録します。この曲がグループの一番のヒットになります。

"Dancing In The Sheets"ですが、彼ら8枚目のアルバム『Heartbreak』収録曲で、映画『Footloose』のサウンドトラック盤にも収録されていた曲です。
映画の影響もありヒットシングルとなりました。
このアルバム作成の直前にオリジナルメンバーの Jody WatleyとJeffrey Danielが脱退し、この時はBill Wolfer、David Williams、Micki Free、Howard Hewettの4人組でした。

"Dancing In The Sheets"ですが、曲の作者はメンバーのBill Wolferと、ソングライターであり脚本家のDean Pitchford。Dean Pitchfordは映画『Footloose』の脚本を書いた人でもあります。この曲、かなりプリンスを意識していますね。「1999」を連想する曲であります。ギターなどの演奏もプリンスっぽいですね。

Shalamarのオリジナルメンバー Jody Watleyですが、グループ脱退後ソロとしてデビュー、現在に至るまで活躍を続けています。
1987年に最高位2位を記録した"Looking for a New Love"や1989年に同じく2位を記録した"Real Love"など、数々のヒット曲を生み出します。


この曲はShalamarのファーストシングルヒット"Uptown Festival"。シングル盤はPart1でしたが、フルバージョンでは8分超のメドレー。なかなか聞きごたえがあります。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太ったボンジョビ(*´▽`*))
2020-05-22 00:06:07
ちょ、🌎⛴️さん、まさかフットルース全曲紹介のおつもりですか?
まさかこれが来ようとは…しかし仰せのとおり、今になって聴いてみれば思い切りプリンスの1999の別バージョンみたいすね?
どうしてもサントラですのでイマイチ評価は私の中では低め設定になってしまいます。これ以降のシャラマーはしぼんだんでしたかね?
しかーしジョディワトリー!これは昨年デッドギバウェイ聴いて以来、彼女を遡りまして、もちろんソロデビューのルッキンはお気に入りではありましたが、何と言っても私はフレンズ!
エリックBだか、ラキームか知りませんが、ラップも入った曲としては素晴らしく聴かせられるワトリーのボーカル。作曲者に乾杯!
それとポピュラー史上、最も優しくなれる曲、Everythingもまたジーンと来っぱなしであります。これはリズム制作者に乾杯!
いやーワトリーはヌード流出も含めて超素敵でありますた。
Solarレーベル (hannah)
2020-05-22 21:39:37
星船さん、こんばんは。
Shalamarといえば、80年初めの大ヒット♪The Second Time Around♪で知りました。
ちょうどSolarレーベルのグループがヒットし話題になった頃でした。
この曲よりも83年の♪Dead Giveaway♪が骨太で気に入りました。
でも何と言ってもJ.Watleyの出身グループで有名でしたね。
Shalamar最後の (星船)
2020-05-22 22:35:28
太ったボンジョビさんこんばんは。
そうなんですよね、この曲を紹介すると、「『フットルース』紹介しすぎ!」じゃあないか、と私もそう思うのですが、でもこのShalamarの曲は、サントラの曲っぽくないんですよね。ほかのサントラ収録曲と全然傾向も違いますしね。
なんてったって、この曲がShalamar最後のTop40ヒットですので、その後はJody Watleyの曲に移るわけで、やっぱりこの曲は外せませんです。
"Everything"、いい曲でしたよね、大好きな曲です。"Friends"は?う~ん、やっぱりラップはいけません。
プリンス系? (星船)
2020-05-22 22:41:19
hannahさんこんばんは。
"The Second Time Around"ですが、この曲は典型的な70年代のコテコテのディスコソングでした。わかりやすい!、踊りやすい!、覚えやすい!の3点セットの曲、特にサビの部分「Second Time Around~♪」はインパクトありました。
"Dead Giveaway"になると、それこそプリンス系の曲になり、ずいぶんと洗練されましたね。
Streetsじゃないよ、sheetsなの! (音時)
2020-05-22 23:18:50
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/23942379.html

ジョディが抜けた新生シャラマーのヒットでした。
タイトルがモータウンの往年のヒット「Dancing In The Streets」(こっちは「ストリート」)に似てるなあと思っていたら、この曲のSongfactsページ情報によると、Footlooseのすべての曲を書いたディーン・ピッチフォードは意図的なタイトルにしたようですね。

 映画でこの曲が使われるのは、女主人公のアリエルが仲間とカセットテープを流してノリノリ(死語ですね)になっているところを、お父さんがやってきてカセットを止める場面。父親世代のヒット曲「ダンシング・イン・ザ・ストリート」ではなく「ダンシング・イン・ザ・シーツ」なので父親は理解できない...って表現をしたみたいですね。

「ストリートでダンスするならわかるが、なんだよ、シーツの上でダンスするって...!」怒
80年代の若者との世代間格差を表現したってところでしょうか。
Unknown (ローリングウエスト)
2020-05-23 09:33:17
Dancing In The Sheets、懐かしいですね。画像をライオネルリッチー似のおじさんがプリンスとマイケルジャクソンを意識して歌っている感じ!
初登場 (星船)
2020-05-23 21:04:17
音時さんこんばんは。
Shalamarは私のブログには今まで出てきてなかったので初登場ですが、わかりやすいディスコから、段々洗練されてきてプリンスっぽくなった、ダンス・ディスコグループの中では最も好きだったグループです。
この後、Jody Watleyが大スターになったこともあり、一回は登場させたかったグループで、そんなことで今回取り上げました。
いろんなエピソードがあるのですね。モータウンサウンドの"Dancing In The Streets"との関係もあったとは、驚きました。
これぞ80年代 (星船)
2020-05-23 21:12:15
ローリングウエストさんこんばんは。
そうなんですよね、これぞ80年代のダンス・ディスコソングですよね。70年代のディスコとはちょっと違う、洗練された音楽だと思います。この頃流行っていたエレクトリックダンスミュージックやユーロビートとも違う懐かしいダンスミュージックです。
3曲目 (hannah)
2020-05-23 21:39:49
星船さん、こんばんは。
確かに♪Footloose♪から3曲目の紹介ですね。
それだけ、ヒット曲満載のサントラだったんですね。
Princeの♪1999♪を彷彿させる曲ですが、Shalamar最後のTop40ヒットになりました。
♪Footloose♪からは♪Let Hear It~♪や♪Almost~♪も紹介してほしいいい曲です。
良い曲満載サントラ盤 (星船)
2020-05-23 22:15:53
hannahさんこんばんは。
この曲は『Footloose』サントラのヒット曲の中でもちょっと異色のダンスミュージックでした。
このままいくと、『Footloose』サントラの中からは5曲載せなきゃならなくなりそうです。いい曲たくさんあるサントラ盤でした。

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