こんにちは、愛川よう子です。
昨日の記事で、夏休みの宿題にイライラしない心構えみたいなものを、書きました。
今日はその補足。
宿題だけに限らず、日頃の子どもとの関わりの中で、私たち母親が
子どもに腹を立ててるときって、大抵こんな感情がセットじゃないですか？
「おい、それは違うだろ！君、間違ってるぞ！」
「なんでそんなことすんねん！おかしいやろ！こうせなあかんで！」（なぜかエセ関西弁）
つまりそれは
母親である自分の中に、圧倒的な「正しさ」や「ルール」が鎮座していて、その正しさやルールが発動している。
我が子に求める期待、行動は、毎日の中で無限にあって・・・
私がよい・正しい・望ましいと思ったことを、我が子にやってほしい。
まあ、率直に言うと「言うことを聞いてもらいたい」わけです。
もうこれは、そうそう手放せるものではない、親としての本能というか、欲求というか、責任感というか、危機管理というか・・・(^^;)
当然だよね、ってことです。
だけど、当然の気持ちだからそれでいい、イライラガミガミしてとにかくこちらの言うことを聞かせようっていうのは、まずいわけで。
その葛藤、親子の境界線を引く難しさ、ママ自身のルールを緩めたり手放したりすることそのものが、子育てなんだなって思えるようになりました。
子育ては、子どもよりもむしろ、自分と向きあう、自分との戦いだったりもする。
子どもの宿題を待つのも、言うことを聞かせたいと言う気持ちから少し離れて子どもの自主性に任せるのも、子どもを信じる心が必要。
子どもが失敗したり遠回りしたりすることを、見守る勇気。
子どもがそこから、自分の力で成長できると信じる心。
これがね、難しい。勇気いるんだよね・・・
だから、少しずつ、少しずつ、そういう気持ちを手に入れられるよう、自分の心と向きあうことが、子育てなんだなーって思う。
そのプロセスそのものが、子育て。
それでね、その自分のルールとか正しさとか、言うことを聞かせたいという思いが手放せないのは
つまり、「よほど自分を信じているのかい？」ってことになってこないかな。
絶対的な正しさ、譲れないルール。
私のやり方が正しいんだ！という確信みたいな。
それって、もしそうだったら、すごくないですか？
でもきっとね、手放せないママたちに、そう問うても、きっと答えは
「そんな風には思っていない」
「自信はない」
「間違ってるとわかっているけど、いざ子どもと対峙するとできない」
といった答えが返ってくることが、多いのではないでしょうか。
だったら・・・その矛盾に気づいていて、自分を変えていきたいと思っていたら、する事はシンプル。
・自分以外（例え子どもでも）のルールや正しさにも目を向ける、いったん受け止めてみる
・怖くても、苦しくても、勇気をだして実験と思って、いつもとは違う関わりをしてみる
これはつまり、口出ししすぎないとか、子どもに任せてみるとか、１度や２度の失敗はさせてあげるとか。
失敗させないように、間違わせないように、転んで怪我をさせないように、ではなく
失敗してごらん、そこから学んでごらん、立ち上がってごらん、乗り越えてごらんって、勇気をチャージする。
そんなことを、してほしいな。
そしてね、我が子にそれが言える、できるということは更に言うと、ママ自身もそれができているということ。
そう思えているということ。
失敗してもいい、間違えてもいい、何度でもやり直せる。ってね。
私も今もまだ、その旅のまっさい中で、日々、自分の葛藤や矛盾と向き合っていますよ。
だって、それが子育てだもんね！
あ、これって子育てだけじゃないね。
様々な人間関係（例えば夫婦、例えば会社）でも、おんなじだ。
相手に言うことを聞かせたい、正しさをわからせたいと思う人、参考になるといいな。
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