企業内会計士のすすめ

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こんばんは。

わが国では、2010年3月期から国際財務報告基準(IFRS)の任意適用が可能となっています。

しかし、2012年3月期時点での適用会社はたったの5社(日本電波工業、HOYA、住友商事、日本板硝子、JT)で、今回5社(以下参照)が任意適用を表明したことでやっと10社となったそうです。

・DeNA : 2013年3月期(第1四半期から)
・SBIホールディングス : 2013年3月期(第1四半期から)
・アンリツ : 2013年3月期
・マネックスグループ : 2013年3月期
・武田薬品工業 : 2014年3月期(目標)

昨年6月の自見金融担当大臣の談話が公表されるまでは、総合商社をはじめとした国際企業が早期の任意適用を示唆していましたが、同談話の公表以降は大半の企業がトーンダウンしてしまいました。

その後、金融庁の諮問機関の企業会計審議会と企画調整部会の合同会議により、IFRSの強制適用の要否自体を再検討していますが、結論がまだまだ先となりそうですので、当面も任意適用を表明する企業はわずかではないかと想定されます。

日本の会計はどこに向かっているのでしょうか?