六地蔵尊の合掌地蔵制作途中画像です。

 

まだ量が決まっているのは、御顔と合掌している御手だけ。

 

僕はいつも虚心合掌(こしんがっしょう)を心がけています。

指と指の間に少しだけ空間を作るんです。
穢れのない心を表現すると言われている合掌です。
 

仏像にとって御顔の大切さは言うまでもありませんが、

それと同じくらい、御手の表情が大切なのです。

 

右手は仏の象徴(清らか)であり

左手は自分自身(不浄)。

 

両手を合わせることによって、

仏と一体になります。

 

今回は、御顔も少し上(天)に向けています。

仏と繋がり天と繋がるお地蔵様です。

 

 

 

仏師の技量 ( 一番大切な内面的な部分も含めて ) は、

御手を見れば一目ですね ^^

そこにどんな表情があるか。
 

合掌で言えば、

合わせた御手の中にどれだけHOTなエネルギーを秘めているか。

僕は、その指先が宇宙と繋がっていると感じながら彫っています。

 

合掌地蔵尊は究極の形だと思います。

 

 

 

 

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