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3月22日にメルマガ悪魔に乾杯を発行させていただきました。

2018年からの世界 人類の未来 地球という場所の真実

アメリカで混乱を引き起こしている「鳥たちの衝突」に「地球磁場の崩壊が進行している」ことを思いつつ、そして、虫も鳥もクジラもいなくなるこの世を考える

投稿日:

米国ミネソタ州での鳥の衝突を報じるCNN


CNN

本日 10月12日に、In Deep メルマガの第8号を発行させていただきました。タイトルは「《数に支配される》過去2000年の人類史は、うお座の時代と共にじき終わる」というものです。

ちょっとよくわからないタイトルかもしれないですが、現代の人類が「最も支配されている」ことについて、おそらくこれまで誰も書いていなかった戯言を書かせていただいています。ご案内はこちらとなります。

さて、今回のブログ記事は、「鳥の異常」についてのことです。




 

数日前に、アメリカの報道で、

「鳥たちが家や車や木々に衝突しまくっている」

という奇妙なものがありました。

冒頭の CNN の報道がそのひとつですが、最近何度か取りあげていたこともある「鳥の異変と、地球の磁場の異変」という関係から、このことがやや気になっていました。

地元の警察が「鳥が酔っぱらっているから」と述べていることを読みまして、「酔っぱらっているのは、あんたらの頭ではないのか」とも思いましたが、記事を読みますと、それなりに整合性もあるようで、しかし「結局そうではない」というものでもありそうでした。

最初にその冒頭の記事をご紹介します。

ミネソタ州のギルバートは、カナダのオンタリオ州とも近い場所です。

米ミネソタ州ギルバートの場所

Google Map

記事はここからです。


Birds in Minnesota keep crashing into things and police think it's because they're drunk
CNN 2018/10/04

ミネソタ州の鳥が街の物々に衝突し続けている。警察は鳥たちが酔っていると考えている

ミネソタ州ギルバートのさまざまな地域で、鳥たちが、車のフロントガラスに飛び込んだり、家の窓に突っ込んだり、あるいは木々にぶつかったりし続けており、大きな混乱を招いている。

特にコマドリとヒメレンジャクの衝突事象が多いと報告された。

これについて、ギルバード警察は、「鳥たちはちょっと酔っているだけなので心配する必要はない」と述べている。

これは、ギルバードの鳥たちがビールやカクテルを飲んで過ごしているということではなく、発酵した果実を鳥たちが食べたせいだろうと警察は考えている。今年のミネソタ州は、通常より早く霜が落ちたために、果実が腐り発酵しやすくなっている。

警察は以下のように述べる。

「気温が下がったのに、鳥たちの多くはまだ南に移動していないために、発酵した果実を食べて、このようなことが蔓延しているようだ。特に、より幼い鳥たちは、毒素を肝臓でうまく分解できないため、酔ったような状態になりやすいのだろう」

ミネソタ州の鳥たちは本当に酔っ払っているのだろうか?

これに対して、米ウィスコンシン大学の森林野生生物生態学部の准教授であるアンナ・ピジョン(Anna Pidgeon)氏は、「その通りです。しかし、これは稀な現象というわけではありません」と述べている。

「晩秋や早春の時期には、枝に残っている果実が発酵していることが多いのです。これらの発酵した果実を食べることは、身体の調整機能を奪うために、彼らにとって危険なこともあり得ます」

しかし、この「鳥たちは酔っぱらっている」という意見に対して、鳥類の専門家は、これを否定する。

著書「北米の鳥類のためのショナルジオグラフィック・ポケットガイド」の著者である鳥類専門家のローラ・エリクソン(Laura Erickson)氏はCNN に以下のように述べた。

「ミネソタ州北部にすむ鳥は、1羽として酔っぱらってなどいません」

エリクソン氏は、鳥の衝突の件で相談を受けて、調査してみると、これらの鳥類は果物を食べる種類のものではなかったのだという。

ギルバードで衝突を起こしているのは、コマドリやヒメレンジャクではなく、アメリカムシクイ(Yellow-rumped Warbler)という鳥と、ツバメだという。それぞれ移動ししている途中で、ミネソタ州北部で衝突しているようだ。

この秋のアメリカでは、食糧を探しての鳥の集団移動の流れがとても激しいとエリクソン氏は述べる。

鳥の集団移動が拡大するピークの中で、これらの鳥の衝突が起きていると氏は説明した。

ギルバード警察は、鳥のたちの衝突の理由は何であれ、そのうち落ち着くはずなので、特に対処する必要もないし、住民たちは落ち着いてほしいと述べている。


 

ここまでです。

理由はともかとくして、このように「鳥たちが次々と街のいたるところで、物にぶつかっている」らしいのですね。

最初に見出しだけを見て、「警察は鳥たちが酔っていると考えている」というフレーズを見た時には、アメリカの警官たちというのは、どれだけイカれているものなのかと心配しましたが、まあ、そういうこともあると知りました。

しかし、記事の後半に出てくる鳥の専門家によれば、今いろいろなところに衝突しているのは「木に実っている果物を食べる種類の鳥ではない」と。

ですので、それが原因ではないとのことのよう。

確かに、鳥といっても、たとえば、スズメなんかが木に実っている柿なんかを集団でついばむ様子を見ることはありますが、ツバメがそういうことをしているのは見たことはないですし、ハトなんかもそういうことをしているのは見たことないです。カラスもないような。実際にはするのかもしれないですが、見たことはないです。

当たり前のことですが、鳥によって、「食生活は違う」ということなんでしょうね。

お相撲さんはちゃんこを食べるけれど、オペラ歌手はちゃんこは食べない(比喩になっとらんわ)。

まあ、鳥さんたちの食生活はともかく、今回のこのことをご紹介したのは、今年 4月に書きました以下の記事と「同じようなことなのかな」と思ったからです。

世界各地で「空から鳥が落ち続けている」 : その理由は、単に悪天候のためなのか、それとも「異様なほど進む地球の磁場の変化と減衰」なのか

取りあげていない事例もあるでしょうけれど、 In Deep でも、アース・カタストロフ・レビューでも「原因不明の鳥の落下」事象や、原因不明の鳥の大量死は、それが起きた時には、できるだけご紹介するようにしています。

大量死はともかく、最近になって増えていますのが、

「空から鳥が落ちてくる」

ほうの事案で、古いものは除いて、比較的最近だけでも下のようなものをご紹介しています。

カナダでたくさんの鳥が死んで落ちてきた (2018年9月)
[記事] 「それはまるで集団自殺のようだった…」 : カナダで「空から鳥が次々と落ちてきて死亡する」という事象が発生

スウェーデンで数百羽の鳥が落下して死んでいた(2017年12月)
[記事] スウェーデン : 数百羽の鳥が死亡した姿で落下している光景が発見される。原因は不明

米ニュージャージー州で空から雨のように鳥が降ってきた (2016年12月)
[記事]飛んでいる数百羽の鳥が「突然死亡して空から雨のように降ってきた」 : 米国ニュージャージー州

他にも、米国カリフォルニア州レディング米国ミシガン州スプリングフィールドなど、いろいろとありましたし、2016年2月には、「世界同時 鳥の大量死」というものもありました。

その時は、1週間りほどの間に、世界の以下の場所で鳥が大量死を起こしていました。

2016年2月26日までの1週間に発生した鳥の大量死

 

これは、先ほどもリンクしました記事「世界で再び始まった「鳥の大量死」の連続から思い至ったこと…」という記事にあります。

何にせよ、この2年間くらいは、

「鳥が死にすぎ」

なんです。

大量死というような問題を別にしても、すでに私たちは「鳥のいない日常」を過ごすのが普通になっていますが、単純な話として、スズメにしてもツグミにしてもヒバリにしても、昔は田園的な田舎だけではなく、ある程度の都市部にならたくさんいたのです。

単純な話として、今はほとんどの場所にスズメはいない。

私が現在住んでいるところは、畑や山林が比較的近いせいか、多少はスズメがいますけれどそれでも、畑や山林が近いわりには少なすぎる。

今の世界には、「虫がいない」こともあります。これは、特に、私の実家のある北海道へと帰省するたびに強く感じます。

北海道の昔の夏は虫だらけでした。

大きなバッタが飛びまくり、セミやキリギリスが異常にうるさい。木を蹴ればミヤマクワガタがボタボタと落ちてきた。夏の夜の外灯の周囲は虫で真っ黒に覆い尽くされる。

しかし、今は夏でも「虫一匹」見ません。

緑は昔のようにあるのです。自然が損なわれているわけではないのです。

なのに、「虫はいない」という不気味

そして実際に「世界レベルで虫たちがいなくなっている」ことが調査で判明しています。昆虫類は、過去 27年間で 75パーセント以上減っているのです。

それは以下の記事で記しました。

この世の昆虫の数は回復不能なレベルで減少していた : 羽を持つすべて昆虫類の生息量が過去27年間で75パーセント以上減っていたことが判明。自然界の植物の80%が「昆虫による受粉で存在している」この地球の近い未来は……

虫、鳥、というのは、たとえば、下のような役割もありました。

・自然界の植物の 90パーセントが昆虫によって受粉されている

・鳥類の 60パーセントが昆虫を食べて生きている

この「鳥類の 60パーセントが昆虫を食べて生きている」というのは、つまり「虫がいなくなければ、鳥も生きられない」という話になるのですけれど、受粉の話になりますと、

「人間も何も食べられなくなる」

という時代も来ないではないかもしれないです。

それはともかくとして、虫も鳥も、あるいは、海の生物を含めた、他の多くの生物たちも、それらが「原因不明の減少や異常行動」を起こしていることを私が注目しているのは、それらが起きている最大の理由を、私個人は、

「地球の磁場の変化が、いよいよ激しくなっている」

ことによるのではないかと思っているからです。

2015年に、「すべての生き物は地球の磁場を感知する能力をもっている」ということに関しての以下の記事を書かせていただいたことがあります。

おそらく人間を含めた「全生物」は磁場により生きている:ハトや蝶が持つ光受容体がヒトにも存在していること。そして、そのハトや蝶が「全滅」に向かっていること

ショウジョウバエなどにあるタンパク質である「クリプトクロム」というものは、「光を感知」して、それにより「自然と磁場のほうを向く」ことがわかったのですけれど、このクリプトクロムという光受容体は、ショウジョウバエだけではなく、

「鳥にもクジラにも《人間》にもある」

のです。

つまり、鳥やクジラは「地球の磁場を《見て》それに従って生きている」可能性が高いのです。

さらには、その同じ光受容体が「人間にも」あるのです。

多くの動物の網膜に存在するクリプトクロムは、人の目にもあるのです。

私たち人間の場合は、磁場により生きていると感じている人はいないでしょうけれど、「その機能はある」。

 

下のグラフは何度か載せたことがありますけれど、地球の磁場は急速に減衰しています。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度の変化

 

このまま地球の磁場が弱くなり続ければ、鳥も昆虫もクジラも生きていくのは難しくなる時代が「必ず」やってきます。

そして、最近の鳥や虫やクジラの異変を見ていますと、この2年から3年というのは、世界のあちこちで磁場の衰退が急激に進んでいるのではないかと思ったりするのです。

磁場の急激の変化は、他にもさまざまな影響を地球に与える可能性があります。

最近の地球の環境の激変を、主流科学や主流メディアは「人為的な原因の地球温暖化」というような(地球の過去数十万年の気温の推移をみれば)極めて幼稚な理屈でいろいろなことの原因を説明しようとしますが、そんなことは 0.000000000000000000001 パーセントも関係のないことです。

というより、そもそもありえないものに 0 以上の可能性の数値はつかないわけですけれど、いずれにしても、今起きている様々な異変の原因は、もちろん多岐にわたる原因かもしれないですが、非常に複雑で、そして「大きな」地球と宇宙単位での変化の現れだと私は思っています。

もちろん、その原因がわかったところで変化や崩壊の進行を止められるわけではないですけれど、今のメインストリームの科学やメディアに跋扈するさまざまなオカルトが、原因の真の追求を止めてしまっているような気もします。

どちらにしても、この地球で滅していくにしても、真の理屈を知っていてそうなるのと、騙されたままでそうなるのとでは、その先が違う気がします。

 

何だかアメリカの鳥の衝突の話から何だかどんどん逸れましたけれど、いろいろなことが起きている今の地球に住んでいる私たちは、いろいろなことを真実の方向から考えるようにしてもいいと、たまに思います。





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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