エジプト旅行2020の続き~
前回の~メイドゥーム遺跡~のお話はこちらから・・・
17号墓です。
さて、このマスタバ墳はいったい誰のお墓なのか?
誰のお墓かまだ解明されていない謎めいたマスタバ墳なんです。
玄室には巨大な石棺があり、そこからミイラも発見されました。
でも、その人が王であったのか、王族であったのかは分かっていません。
だから、『MASTABA No.17』と命名されました。
日乾レンガも形をなして存在します。
入口に先客がいました。
ピラミッドと目と鼻の先にあるこのマスタバ墳はこの大きさからして、きっと王家の人か、王に使える側近とか、身分は相当なもんだったと思います。
ここが入口です。
めちゃくちゃ狭いです。
ここから玄室までの写真はありません。
っと言うか撮れませんでした。狭すぎて、必死で、這いつくばりながら・・・
玄室まで人とすれ違うこともできないし、ほふく前進しながら進む場所もあって、閉所恐怖症の方はムリしないほうがいいです。
一瞬ですけど、『入ったはいいけど、出れないかも?』って不安になったのを覚えています。
この時は、先に中に人がいて、すれ違うタイミングが難しくて、シャフトのところで少しスペースがあって、『先に行って!』とか声掛けあいながら進んだんです。結構きつかったです。(>_<)
そしてこちらが玄室にある石棺です。ちなみに古代エジプト最古の花こう岩だそうです。
ここではちゃんとミイラも発見されました。
ただ、誰のミイラかは?です。
今、説として言われてるのが、スネフェル王の息子か父であるフニ王だそうですが、確固たる証拠は出てきていません。
玄室はコウモリだらけでした。
さて、これからまた来た道のりを戻ります。
あの先から再びほふく前進で戻ります。
そーだ、着てる服は砂だらけになります。
この墓内の様子を360℃カメラでとらえた映像を考古学者の河江肖剰さんがYoutubeにアップされてました。
何千年もの遥か昔に、名前は誰かわからないのですが、確かにこの地に自らを埋葬するための施設を造営した人がいるんですよね。
その後、数千年が経って、自分がこの同じ場所にいて、その玄室までをドロドロになりながら、はいつくばって、その石棺を見ながらまた遠く遥かなる歴史を感じて・・・みたいなf(^_^;
なんかちょっとロマンってヤツを感じたりして・・・
古代エジプト好きやなぁ~
今はまだ、謎だらけのメイドゥームなんですが、
確か、駒澤大学が研究発掘してたと思うのですが、是非、日本の力・技術で謎を解明してほしいです。
周辺にはいくつものシャフト(立坑)が発見され、
ピラミッドやマスタバ墳墓だけでなく様々な施設があった事がわかっています。
そして、地面には素焼きの壺?らしき破片がころがってます。
もしかしてこれって・・・
そーだったらいいなぁ(^o^)
なんかいろいろ想像してしまう・・・
数千年前に思いを馳せながら・・・
またそのうち戻ってくるよ~
真正ピラミッド(崩れピラミッド)バイバイ(^^)/~~
皆さん、是非メイドゥームに行ってほしぃなぁ~
ギザのクフ王のピラミッドや、ルクソールの数々の大神殿など、壮大なスケールの古代遺跡はこのエジプトには数知れずあるんですが、(まぁこのメイドゥームの遺跡もそのひとつなんですが・・・)
何とも言えない人知れず佇むピラミッドと17号墓・・・
ホント良かったです。
メイドゥームを後に、車に乗り込んでギザに向かいます~
この時、あのピラミッドで門番していた人が、車が動き出そうという時に、
こっち見ながら人差し指と親指をスリスリしてるんです。チップくれぇ~って・・・
おいおい車に乗る前に行ってよ~
笑顔で写真に入ってくれたのでもっと早く言ってくれたらあげたのに~
なんか心残り・・・(-.-)
今回個人で手配したツアーはギザのホテルまでになります。
時間割はこんな感じです。
これで¥20,000.-/2人です。
この価格にはチップと入場料は含まれません。
そして、今回のアシスタント(コーディネーター)とドライバーにそれぞれ15㌦ずつチップを渡しました。
手配した時は英語しか喋れないアシスタントって聞いてたんですが、来てくれた人は日本語ペラペ~ラでした。(^^♪
今日の泊まる場所はギザの三大ピラミッドが見渡せるホテルです。
サンセットやサンライズ、楽しみです。