asahiドットコムに、「賃金世界一の国の悩み」という記事でオーストラリアが紹介されてた。
同時に、移民受け入れ数を減らしているという記事も。
シドニーのカフェで働く移民の時給が1780円(24豪ドル!)、不動産価格も世界最高水準というようなおハナシです。
37年前のシドニー
自分が最初にオーストラリアに渡航した37年前でも確かに超豊かな先進国だったし、1ドルが250円だったので本当に物価も賃金も高い印象はあったけど、その後の円高で逆転。
今はその円高を差し引いても、オーストラリアが日本より賃金も物価も世界最高水準になった。日本は先進国の中ではもう物価高、賃金高、不動産高の国じゃなくなった。
オーストラリアは資源大国だし、本当に豊かなラッキーカントリーだが、隣国ニュージーはほとんど資源もないし。ラッキーな国土とはいえない。
それでも両国は兄弟のようなもので、間違いなく兄オーストラリアに弟NZは引きずられていく。
実際、NZの最低賃金だって似たようなもの。時給20ドルになる日も遠くはないでしょう。
今は円高なので20ドルと言われても「あ、1500円ね、まあまあ高いね」程度の印象かもしれないが、現地での生活感は違う。衰退日本とはもっと差がついたように感じる。勝負あったという感じかな。
日本は物価も給与も上がらず、だから爆買天国。
アジアに進出した日本企業の製造拠点だってどんどんUターンしてる現状。日本に製造拠点を戻して工場新設してる。
間もなくアジアに出て行ったって物価差や賃金水準差がなくなって、やがて日本と逆転するでしょう。
ああ、時代は移り変わるんだなと。遠からず海外出稼ぎの時代が来るかもしれないですね。
『世界の田舎』から『世界の最先端国』になりつつあるオセアニア両国…
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