再び真夏のニュージーへ | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう

父親が亡くなり、さまざまな手続きや届けなどで役所と対応する日々が続いた。

ああ、それにしても日本の役所仕事は本当になんというか・・・。


あの仕事ぶりと知識やプロ意識で、どの口が「日本人は勤勉だ、ガイジンは働かない」なんて言えるのか、と思うこともしばしば。

長く海外で暮らしたが、自分にとって平凡な日常(これが一番いい)を過ごす場所としては日本が総合的に一番だと思ってるが、行政と政治だけは本当にどうしようもないといつも思う。

 


街の信号機にしたっていつまでもスクランブル化できない交差点だらけで青の横断歩道でさえ怖い。

で、事故を減らせと言う。流れに逆らって感情を逆なでするような場所で卑怯な取り締まりを行う。

その前に、より危険度が高い『歩行者が横断歩道で渡ろうとしても停車しないバカ暴走車』を取り締まれよムキー

信号や歩道などのハード整備が十分ではないカオス状態の中で、市民側に安全義務を押し付けたって片手落ちである。それこそ二流行政の証しだと思う。

さて、今回の役所手続き。電話で問い合わせをしても、要領を得ない回答だったり相手によって答えが違ったり。

民間企業でも、携帯や電話、電気ガスなど半官半民的なところほど、お役所的だったり事務が煩雑だったりするが、本当に小役人的というか、あの根っこが意地悪な感じとか、自分らの都合だけを言う硬直さって何だろうか。

業務マニュアルは、そのポジションに誰が就いてもすぐに仕事がこなせるように準備されているべきものだが、結局は人次第。担当者次第というのは、たとえばニュージーランド移民局なんかでもよくあることだが。

西洋だと下っ端は往々にして信用できないので、最初から責任ある人を選ぶのがヒントだが、日本の場合は役付きでも無責任だったり無知だったり。頼りないことが多いのは能力で昇進すると限らないことの証明なのだろうか。



ただでさえ身内が亡くなって憔悴もある中、役所の慇懃無礼な態度がなお腹立たしい。


で、何度も思ったのが、我が家には我々がいて老母に代わって対応できるが、彼女のように90歳近い老婆だけが残されたような場合だったらどうするのだろう?逆に高齢じーさんだけが残されたらさらに悲惨だろう。
公的機関によるケアやサポート体制は整っているのだろうか
はてなマーク

役所の自己都合でしかないような煩雑な手続きを理解するのは大変だし、いちいち役所にも出向けないだろう。

実際、窓口へ行かずともできそうな内容も少なくない。なのに、とにかく来い、ということ。

今どき、どの先進国でもパスポート申請で窓口へ行くことはない。郵送やネットで済む。
住民票だってあんな紙1枚のために何で窓口まで行かないといけないのか。そもそも何をするにもいちいち住民票なんて必要なのか
!?



中でもひどかったのは年金事務所の対応。ずさんさがしょっちゅうニュースになる理由がよくわかった。
最初に電話で問い合わせた際に出た人間が、配偶者が亡くなったら未亡人がどうしたらいいのか、どうなるのかという根本的な仕組みをうまく説明できなかったのだ。こっちがかいつまんで聞くまで的確に答えられない。なら電話に出るな
パンチ!

文句を言っても何の得もない我々は、結局は羊の群れにように列をなして手続きに追い立てられるしかないのだが。
 





すべてが完了したわけではないが、とりあえず落ち着いたのでまた真夏のオークランドに戻る。

親子だからなんだかんだとあったが、オーストラリアに行く際もニュージー移住を決めた際も一切反対も意見もせず後押ししてくれた亡父。

だからまだまだ元気で頑張らないと申し訳がない。

 

 


にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村