土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

常光寺、エーンさーてはァ~のお寺です。

2019年10月11日 | 大阪の古寺巡り





(19.10.05訪問)


堺の街から一路北へ、河内の中心八尾市へ向かいます。
エーンさーてはーいちーざーー アーノーみーなアーさーまへ ~~~
大阪中河内のあの名高い河内音頭発祥のお寺云われる八尾市の「常光寺」を訪ねてみることにしました。常光寺で伝えられている
「流し節正調河内音頭」は今の河内音頭の原型と言われ、毎年8月、保存会メンバーが歌い継ぐ河内音頭は、人々で埋め尽くされた
常光寺境内で高く響き渡るそうです。





▼河内音頭で歌いまくり踊りまくる盆踊り。( この写真はネットからもらってきました)







[ 常光寺 ]
●山号 初日山 (はつひざん)
●寺号 常光寺 (じょうこうじ)
●宗派 臨済宗南禅寺派 (りんざいしゅうなんぜんじは)
●勅願 聖武天皇 (しょうむてんのう)
●開山 伝行基 (ぎょうき)
●創建 伝奈良時代
●本尊 地蔵菩薩 日本三大地蔵のひとつ 
▲大阪府八尾市本町5-8-1 Tel. 072-922-7749
▲http://jyokouji.com/
▲拝観料 境内自由 ご朱印300円
▲近鉄大阪線「近鉄八尾駅」から徒歩7分





▼重層仁王門。三間一戸、入母屋造、本瓦葺、上層は勾欄付。初層左右に金剛力士を安置しています。







常光寺縁起
開創は古く奈良時代の初め、聖武天皇の勅願で行基菩薩が創建したと伝えられています。平安時代中期の寛治二年 (1088年)白河
法皇が本尊地蔵菩薩の霊験あらたであることを聞き、高野山に参詣のおりに当寺に参詣されたとのことです。その頃は新堂寺と称
されていましたが、室町時代の初め康応元年(1389年)足利義満が当寺の住職通玄和尚に「常光寺」「初日山」の扁額を奉納され
た時から初日山常光寺と呼ぶようになりました。





▼仁王門三間一戸の先に見えるのは本堂。







▼仁王門扁額には寺号が書かれています。







            ▼阿形金剛力士と、







            ▼吽形金剛力士が左右で睨みを効かせています。( この2点の写真はネットからもらってきました)







            ▼境内片隅に河内音頭発祥地の石碑が。







▼境内。この広場で河内音頭踊りまくるそうですよ。







▼鐘楼。







▼本堂。本尊地蔵菩薩。桁行三間、梁間三間、入母屋造、本瓦葺、正面唐破風付向拝。







▼本堂正面。







▼やや側面からの本堂。







▼本堂基壇前に建つ八尾地蔵尊の石碑と常光寺のガイド。







▼境内で一際目立つ大樟。







▼本堂左翼の阿弥陀堂。方三間方形造、本瓦葺。戸口の格子戸と脇の火灯窓がこの上ないコンビネーション。







            ▼小窓から覗くと黄金の阿弥陀さんがお坐りです。







▼本堂右翼のお堂は正体不明。







            ▼五輪塔。







▼地蔵堂。小さなお堂です。







▼水子地蔵尊と書かれた地蔵堂扁額。







▼納骨堂観音殿。最近建てられたようです。







▼内部はシンプルな白木の須弥壇に一体の観音像が祀られています。







            ▼本尊観音立像。







            ▼宝篋印塔。







▼閻魔堂。方三間寄棟造、本瓦葺。







▼閻魔堂本尊閻魔さんのこの睨みにビビりながら常光寺 オ シ マ イ。







▼御朱印です。






さすがにこの時期、お寺BGM河内音頭は流れていませんが、お盆の時期の境内は歌いまくり踊りまくる人々でそれはそれは賑やか
な境内になるそうですよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿