三原じゅん子厚労副大臣に期待 -HPVワクチン- 高1で未接種の女の子は急いで! | テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。

三原じゅん子厚労副大臣に期待 -HPVワクチン- 高1で未接種の女の子は急いで!

炎上商法の一種ですので、わざわざ触れるまでもないですが、
お母さんに対する呪いの言葉を放置できませんので、
念のためお書きしておきます。

Twitterで騒ぎとなった「産後うつは甘え」という言葉。
tweetの女性は自分はならなかったこと、
産後うつは甘えなので夫が躾けろとしていました。

もちろん、誤りで私も一度、「チコちゃんに叱られる!」がらみで
こちらでお書きしたことがあります。

チコちゃんに叱られる! オキシトシンと産後クライシス・産後うつ
https://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-12423139478.html

感情などは体内の物質の影響を大きく受けます。
自分に厳しいから産後うつにならないなんていうことはありません。

産科医の重見大介先生による解説はこちら。

ぜひ全ての男女に知ってほしい、周産期うつについて。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shigemidaisuke/20200918-00198783/

産後うつに関する動画はこちら。

産婦人科医でボクサーの高橋怜奈先生の解説です。

 

 

ドラマ版の「コウノドリ」では、
高橋メアリージュンさんの演技が今も記憶に残っています。

女優でモデルの彼女は潰瘍性大腸炎であることを告白されていますが、
子宮頸がんを経験されたことも告白されています。

子宮頸がんを予防できるHPVワクチンについては
これまで何度もお書きしてきました。

海外では子宮頸がんを撲滅できるかと期待されている中、
ずっと接種率0%台が続いています。
このままでは、他の国で「過去の病」になった子宮頸がんが
日本のみで見られるがんになってしまうかもしれません。

日本では1994年からワクチンが導入され接種開始。
最大で79%近くの接種率でしたが、
2000年、突然14%に、翌年1.6%、
以降、現在までずっと0%台です。

その結果、毎年1万人が子宮頸がんを罹患し、
3,000人が命を奪われています。
ワクチン接種があれば、そのうちどれだけの命が救われたでしょうか?
ちなみに新型コロナウイルス感染症で亡くなった人は現時点で1,502人です。
こちらは高齢者に多く、子宮頸がんは20代前半でも亡くなっています。

国民がこのワクチンを忌避するようになった原因はメディアにあります。
HPVワクチンに深刻な"副作用"があるとして、
大々的に報道。そのこと自体は批判しませんが、
その"被害者"たちに見られた症状は、
接種の有無にかかわらず、その年頃の女性に見られることは
小児科医や産科医は知っていたんです。
合理的に真実を求めようとせず、
その後に示された「安全性に問題なし」という論文も
専門医らのコンセンサスも無視し続けています。

そんな中、三原じゅん子参院議員が厚生労働副大臣に就任しました。
彼女はこの問題にずっと取り組んでいて、
議員連盟を立ち上げています。

彼女自身、2008年に子宮頸がんを経験していて、
その患者としての体験が原点だといいます。

この問題について、声を上げない医師が多かったです。
それは、反ワクチン、特にHPVワクチンに対するバッシングが酷く、
被害者団体による"被害者"の囲い込み、
その声の大きさ、社会的圧力に抗しきれなかったからなのでしょう。
その被害者団体は、症状から回復した"被害者"が
そのことを回復したことを言葉にすると、罵倒してくるような組織です。
回復されては困るのです。
そんな組織を育て上げたのもメディアの無責任な姿勢にあります。

ただ、村中璃子先生のこのような著作が世界で評価されるなど、
国内でも少しずつ変化が見られるようになりました。

 

 

 

 

 

 

三原副大臣はこの問題と戦ってきました。
被害者団体の声の大きさを考えれば、妨害もあったかと思います。
"薬害"を商売にしている弁護士もいます。

今年7月、9価のHPVワクチンが承認され、
それまで予防できなかったタイプも予防できるようになりました。
今後はさらに歩を進めて、最低でも積極的な接種勧奨に、
そして、全ての女性に、
さらには男女問わず全てが定期接種できるようにしてもらいたいです。
そこで三原副大臣に期待するわけですが、
心配なのは積極的な接種勧奨を中止した時の田村憲久大臣が戻ってきたことですね。


ところで、HPVワクチンは現在も「定期接種」からは外れていません。
「定期接種」は主に公費で行われますので無料ですが、期限があります。
HPVワクチンについては、特に高校1年生の女子で未接種の場合は急いで下さい。

残念ながら、まだ9価ワクチンは無料になりませんが、
HPVワクチンは3回接種で、9月30日までに1回目の接種すれば無料になります。

無料になる2価と4価の場合、HPVを6~7割を予防できるとされています。

それ以降は自費となり、全3回で5~6万円ほどかかることになります。
時間があまりありませんが、高1女の子をお持ちの親御さんも考えてみて下さい。

最後に立ち上げられて間もない「みんパピ!」へのリンクを貼っておきます。
サイトではこのように説明されています。



HPV(ヒトパピローマウイルス)は、
女性特有の子宮頸がんや男性に多い中咽頭がんなどを引き起こすウイルスです。
「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」は、
みなさまとHPV感染症の予防方法について学んでいく仕組みを作る一般社団法人です。



この運動には漫画「コウノドリ」の作者である鈴ノ木ユウさんも賛同。
主人公らのイラストが使用されています。

男の子とその親御さん向けの記事もあります。

ぜひ、アクセスしてみて下さい。

みんパピ!
https://minpapi.jp/