皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

大変ご無沙汰しておりました💦

久しぶりの更新は、やはりコロナウイルス…

今日は、現在の高雄の様子についてお伝えしたいと思います。

世界的なニュースとなっている

ダイヤモンド・プリンセス号では619名の感染者が出たと報じられていますが、その内台湾国籍の感染者は5名いたそうです。14日間に及ぶ隔離期間が終了し下船した台湾からの乗客は19人でした。その方達も、昨日台湾政府のチャーター機、チャイナエアラインで午後9時48分に無事帰国されました。11台の救急車によって3軒の病院へ搬送され、今後14日間に渡る隔離が行われます。

今回、航空、移民局、救急、消防、国防などあらゆる関係者の総数は176名だったとコロナウイルス対策本部の指揮中心から報告、報道されました。

今日現在の最新情報では、台湾全土のコロナウイルス患者は21日データで26名、前日比＋2名（うち死亡者
2→1名）です。

その内、ここ高雄での報告件数は2件。

病院関係者の友人から聞いた最新情報（2月21日）では、その内一件は本籍が高雄でも、実際は中国から桃園に入り、高雄へは来ていないので、実質一件だとのこと。

そうしてみると、現状として高雄市は、かなり安全と言えそうです。

実際、街を歩いていても、マスクを着用している人がかなり多く見られ、コロナウイルスに対する予防意識は、かなり高いです。

レストランなどでは、入店前に体温チェックとアルコール消毒をされるところもありました。

また、現在マスクが足りない為、台湾政府により一人が購入できるマスクは、1週間に2枚と決められています。もちろん価格が暴騰しない様に、値段も2枚で10元（約37円）と統一されて販売されています。

薬局を経営している知人の話ですが、各薬局で販売できるマスクは1日200枚。午前10時に整理券を配りますが、1日で配る整理券はつまり100枚です。

そして、その時に保険証を預かります。マスクの配布は、午後2時から。その時にお金を支払い、保険証とマスクを2枚受け取るのです。

保険証でマスクの購買履歴が残るので、同じ人が複数の薬局ではしごしてマスクを購入することはできません。その辺りは驚くほどしっかり管理されています。しかし、整理券をもらいに行けない人、並べない人は買えない、保険証を持っていない人は買えない…という問題が起こります。

ある日、外国人観光客がマスクを買いに来たそうです。知人は、かわいそうに思って、自分の分を分けてあげたと言っていました。

また、一人でやっている小さな薬局は、本当に大変で、普段の業務の他にマスクの袋詰め作業、販売、保険証のデータ入力等を一人でする為に毎日深夜までかかっているそうです。

1週間で一人2枚…少なっ💦と思う方も多いと思いますが、台湾で、現在1日に生産できるマスクが約600万枚だそうです。台湾の人口が約2300万人であることを考えると、1週間で2枚でもやむを得ない数字かなと思います。

続いてフライトに関する情報です。ペリドットが台湾に戻った2月10日のフライトでは、居留証による自動通関はできなかったものの、検疫チェックでは、中国、香港、マカオに14日以内に立ち寄っていない人、日本からの渡航者は、そのまま通過でき、入国審査でも口頭による確認がされただけでした。

ところが、4日前台湾に帰国した友人によると…

4日前のJAL成田ー高雄便が到着した時点の、高雄国際空港の到着ロビーはこのありさま、ガラガラだったそうです。

さらに…

今日22日からは、日本がレベル2に上がったことで、日本（韓国も）からの帰国者は14日間の自宅待機が義務付られるのだとか。

14日って…観光、出張で来られる短期滞在の方は？ 今年台湾渡航を計画されている方は、各方面に改めて確認されることをお勧めします。

尚、台湾の高校以下の全ての学校は、コロナウイルス対策として台湾政府の決定により旧正月の冬休みが2週間延びたため、現在も冬休み中です。が、ようやく来週火曜日の25日から遅ればせながら授業も再開。因みに大学は、もともと遅いので3月上旬から通常通りです。

最後に、コロナウイルスは、ここ台湾では中国語で新型冠狀肺炎です。

コロナウイルスによる混乱が一日も早く収束に向かうように祈るばかり。

皆さま、くれぐれもご自愛のほど。