日本政府とマスメディアが大好きな「巨大な自由貿易圏(経済圏)」に関して参考になる例、

EUからイギリスが離脱しようとしている、「ブレグジット」。

今回の選挙結果は”EU離脱騒動疲れ”があったから」ではないと思います。
もともと2016年の国民投票で「EUからの離脱を望む」という結果が出ていたのですから。

なぜイギリス国民の過半数がそれを望んでいるかといえばーーー

 

EU加盟による負担が増えているのに、(大量の移民が流入した影響で)生活は悪化している。」
「自分の国のことなのに自分たちで決められず、EUの決定に従わなければならない状況を変えたいから
」といった理由があるようです。

 

「経済的メリットがさかんに喧伝されるが、自分たちはその恩恵を感じていない、置き去りにされていると感じる人が、実に多かったのではないかと思われる。」

<BBCニュース - 【英国民投票】 離脱派が勝った8つの理由>

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36628343
 

「EUはビザなしで自由に行き来できる仕組みを整え、これにより経済が活性化すると思われた。しかし、実際は低所得の国からの大量の移民が流入する流れに。谷本氏のツイートによってイギリス国民の"不満"が浮き彫りになる」

<なぜ英国民はEU離脱を望んだのか…ある"解説"がネットで話題に - NAVER まとめ> https://matome.naver.jp/odai/2146676776975844201

 

イギリスがEUから離脱したら経済的にも世界に大きな悪影響がある!イギリスは間違っている!」と言ってる人間は、多くのイギリス一般国民の生活がどうなろうと他人事なんでしょう。

そういう連中が推してる「(日本は)大な自由貿易圏をどんどん推進すべきだ!R-CEPだ!」という話を私たちは受け入れても大丈夫なのか?

 

国々の経済的な関係が深まれば、やがて社会的な関係も深まっていくはず。
外国人労働者の受け入れ」に舵をきっている日本・・・イギリスが苦しんでいる道へ進もうとしてません? 
日本はイギリスの例をじっくり検証すべきだと思いますが。

 

何のために「自由貿易をどんどん推進すべき」なのか?国民生活を犠牲にするんじゃ、本末転倒でしょう?