アンズを食べる | First Chance to See...

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エコ生活、まずは最初の一歩から。

 勤務先で、アンズをもらった。

 

 

 現在の勤務先の敷地内は無闇にだだっ広く、いろんな木々がろくな手入れもされないまま元気に生えている。以前には、ビワをもらったこともある。ビワだけでなく、アンズの木もあることは知っていたけれど、そのまま生で食べられるビワと違い、アンズはコンポートなりジャムなりに加工しなければならない。これまでは、そういう加工技術の腕がある人だけが自らアンズを採って持ち帰り、私はたまにコンポートにしたアンズのお相伴にあずかっていた。が、今年は職場の誰ぞがはりきってたくさん収穫し、ビニール袋に小分けにして職場のみんなに分配してくれたため、私も生のもぎたてアンズを持ち帰る羽目に。

 

 さて、どうしよう?

 

 ネット検索してみると、生のアンズが市場に出回らないのはアンズがとても傷みやすい果物だからであって、生で食べてはいけないというわけではないらしい。ふむ、私は酸っぱい柑橘類は割と得意だから、アンズを生で食べてもきっと何とかなるだろう。

 

 ……で、食べてみたら。

 

 ぐはーーー、えげつなく酸っぱい! おまけに、得も言われず青臭い! これは生で食べるものじゃなかったーーー!!

 

 でも、全部食べたけど。幸い、おなかもこわさなかったけど。

 

 そして、その翌々日。以前、アンズをコンポートにして私にくれた同僚が、今度はアンズをオーブンでドライフルーツにして私にくれた。香りと酸味はあれど青臭さは見事に消え、とっても美味しかった……。