まだまだあった、ウィーンのカフェ3 | First Chance to See...

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 ウィーン最終日。忘れもしない1年前、これから飛行機に乗るってのに、老舗カフェのフラウエンフーバーでラズベリーソーダのつもりでカクテルを注文してしまい、アルコールが飲めない私は大変な目に遭ったっけ。さすがに、同じ過ちは繰り返しませんよ。

 

5・スペイン乗馬学校のカフェ

 

 愛しのスペイン乗馬学校、なのに今回の旅では見学も見物も一切なし。よよよよよ。で、せめてもの思い出にと、カフェに入ってみた。

 

 

 そもそも、スペイン乗馬学校にカフェがあるなら、この私がまだ未体験だったことのほうがおかしい——と思われるかもしれないが、スペイン乗馬学校のカフェって「こういうスペースを新規に作りました」って感じの場所で、わざわざ入るほどじゃないな、としか思えなかったのだ。しかし、今回の旅では私はスペイン乗馬学校に一銭も貢いでいないから、最後にカフェでお金を落とすくらいのことはしてもいいよね?

 

 

 例によって、メランジュを注文。味はさすがに悪くない。でも、接客がなあ……今までウィーンのカフェで接客に難ありと思ったことは一度もないけど、ここはちょっといただけなかった。入ったタイミングが悪かったのかもしれないけど、店員が誰もいない、と思ったら、私が入っていった時、私のことは気にとめるふうでもなく客席に座って大声を張り上げて携帯電話で長々と喋り続けていたのが、実は客ではなく店員だったとは(苦笑)。

 

 とは言え、スペイン乗馬学校の敷地内にあるカフェだけに、このカフェにしかないすごい特典もある。カフェのガーデンスペースの背後には、公演を終えた馬たちがクールダウンするための設備があって、タイミングがよければ柵の向こうでリピッツァー種の馬たちがぐるぐる歩き回っている背中を見ることができるのだ。

 

 

 写真には撮り損ねたけど、私もぐるぐる回るお馬さまの背中を見ることができましたわよ、おほほほほ!

 

 で、すっかり気をよくしてカフェの隣のショップに入り、ついうっかりスペイン乗馬学校450周年記念ガラ公演のDVDを購入。だって、セールで50パーセント割引って書いてあったら買うしかないでしょうが?!

 

 

 何だかんだで、結局今年も貢いでいる……。

 

6・カフェ・ウィーン

 

 ウィーンを去るのは未練だが、でもウィーン空港にある程度時間に余裕を持って着くよう早めのCATに乗る。空腹すぎると乗り物酔いしやすいらしいから、空港には搭乗2時間前くらいには着いて、空港内のカフェで何かちょっと食べる、というのが、私の行動パターンなのだ。

 

 今回、免税店売り場やカフェが密集しているエリアからちょっと離れた搭乗口付近で見つけたのがこちら、その名もずばり「カフェ・ウィーン」。

 

 

 うむ、このネーミングにはつられるわ。

 

 

 それなりに頑張っている内装。

 

 

 ハムとチーズのサンドイッチにミネラルウォーター、これだけ買って10ユーロ札1枚じゃ足りなかった。空港価格って、ほんとあこぎ。でも、サンドイッチは見た目以上に美味しくて、手に持った時は「意外とデカい、全部食べきれるかな」と思ったけど、何のことはない、余裕で平らげてしまった。どうってことのないハムとチーズのサンドイッチなのに、日本ではまず口にできないこの美味しさったら何なんだろうな。あーー、恋しい!