大家の裏切り。 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

キャンプから帰ってきて

ゆっくりしたあと

私にはやるべきことがあった。。

 

それは・・・

家探し。

 

このことを義父母に言うと

ものすごく不思議そうな顔をした。。

 

こんなに素敵な家なんだから

引っ越さないでいいじゃない?

と・・・。

 

言いたいことはわかる。

私も住む前は

今の家は素敵だと思ってたし

ものすごーく気に入っていた。

 

ここを契約する前

我が家の前にはプールができる。

そう大家に言われたので

ここを契約したのだ。

 

海が見えて

プールがある。

 

私たちには

これまでにない好条件。

 

しかし、ここ1年の間で

大家が変な言動を繰り返し始める。

 

最初は

「コンパウンドの住人が

もう少し増えたら

プールを作る」と言う約束だったのだが

コンパウンドが満席になっても

作る気配なし。

 

あまりにおかしいので

「どうしてプールを作らないのか?」と

尋ねた所

「住民からプールを作るのに反対の声があがってる」

と言う。。。

 

住民が反対??

 

そう思った私は

ご近所さんに聞いてみた。

「プール欲しくないの?大家さんが

小さい子供が多いから

お母さんたちが反対してるって聞いたけど・・」

と。。

 

すると・・・

コンパウンド中のお母さんたちが

声を荒げて

「冗談じゃない!

プール欲しいに決まってるじゃない!」と

大家の言っていた親たちの意見とは真逆の声が・・・。汗

 

「小さい子供いても

柵を作ればいい話だし。。。」

とお母さんたち。。

ごもっとも。。

 

何より、今の状態じゃあ危ない。

ここはお母さんたち全員

同じ意見だった・・・。

 

プール予定地には

大きな穴が空いており

子供達がそこで遊ぶことをやめない。

 

その穴周辺は割れたガラスや

錆びた鉄クズ

ペットボトルのゴミ

とにかく危ないものだらけ。

 

落ち込んだら

大けがまちがいなし。

 

ここが柵もなく

放置してある。

 

我が家はプールを見越して

目の前に位置してるため

朝ドア開けたら

このゴミのような穴が見えるのだ。

 

気分は最悪。

 

最初は

大家にプールを作るよう促していたが

義父母が来る頃

もう、諦めて

違う家を探そうとしていた。。。

 

きっと大家のプール作る金が

尽きたんだろう。。

 

中東での鉄則。

出来上がってるもの以外は

信用してはいけない。

 

いくら口約束で

作る・する

と約束しても

現実するとは限らない。

 

予定は本当に未定な中東。

 

できてなければ

できない。

今そこになければ

将来的もそこにはない。

 

その確率が非常に高い国。

 

そして、

オマーンはバーレーンに比べると

家賃は若干安いが

プールなどの施設を備えた物件は

少ない。。。

 

比較の問題だが。。

 

バーレーンのコンパウンドで

プールがないところは

本当に少なかった。

 

しかし、ここは

あまり外国人がいないせいだからなのか

プールを備えてるという条件の物件は

本当に限られている。

 

だから、大家もそこまで

重要視してなかったよう。

 

外国人家族を誘致したかったのに

外国人家族が望むものを

全く理解してない

無知な大家。。汗

 

私にとって家を選ぶ条件は

海が見えることは

ただのボーナスであって

プールがあることは

必須条件。

 

中東にお住いの皆様ならおわかりのはず。。。

 

夏は半端ない暑さが続く中東。

オマーンは特に暑い

そしてその期間は長い。

 

そんな長い夏、子供達の遊びのオプションは

1 室内で過ごす

2 ショッピングに行く(金を払って室内で遊べる所に行く)

3 プール

の3択にだいたいなるのだ。。

 

この中で一番金がかからず健全なのがプール。

車を走らせることなく

手軽に運動でき

熱中症などの心配がない。。

そんなプールは外国人が

この国で夏を越す必須アイテム。

 

これが無くして

中東では夏が越せない。

 

我が家の前は海だ。

だからプールがなくとも平気なのでは??

と思うかもしれない。。

 

しかし・・・

気温が50度前後だと

海で泳ぐのには

なかなか障害が多い。

 

しかも前の海は

泳ごうとは思わない海。。

漁船が行き来していて

安全とは言い難いし

まあ、水質もきになる所。

 

何より夏には生くさい魚の匂いが強烈で。。。

近寄りたいとは思わない。。

 

沖アミ漁業をしてるのだけども

その距離がビーチから100メートル先という

かなり目と鼻の先で

行われており・・・

時折、死んだ魚が打ち上げられてる。

 

そして寮から帰ってきても

網に取り残された魚は

そのままで

夏の暑い日差しで

腐り、悪臭を放つ。。

 

夏は暑いからなのか

ほとんどのカモメが撤退するマスカット。

カモメは海を掃除してくれてるので

彼らがいる今時期は臭くないが

彼らがいなくなる夏は

ビーチが一気に臭くなる。

 

干物の匂いなんて可愛いもの。

生が腐る匂いには勝てない。

魚好きのスリランカ人のメイドちゃんでさえ

「私はもう魚は食べれません。」と

言っていたほど。

 

悪臭で

夏は窓も開けれず

ドアも開けれす

鼻が曲がる臭いを

嗅ぎ続ける苦痛。

 

私が思い描いていた

海辺の生活とは

ものすごくかけ離れた生活。

しかも大家が裏切ったので

プールなし。

 

確かに窓からは絶景な海が見えるけども

絶景だけでは

暮らせない。。。

 

そして

一番気になるのは

ここに越してきて

運動不足なのか

息子のポッチャリが

加速し始めて。。。

週1回の学校の部活じゃあ

全く対応できてないよう。

 

毎日何かさせたい・・・。

できれば子供達の大好きな水泳を

また始めさせたいという

親の私の願望でもある。。

 

この内容を不思議そうな顔をした義母に伝えるも

なんだかトンチンカンな回答が返ってくる。

「水泳教室に通わせたら?」とな。

 

まあ、そう考えるのも

わからんことないけども。

ここはイギリスとか日本じゃないから

水泳教室ここでは全然見かけないんだなあ。

まあ、探せばあるかもだけども

あっても遠いだろうし

何より金かかるし。。

 

日本やイギリスみたいに

プールがある家がほとんどない状態なら

そう考えるのが当たり前なんだけども

家賃に含まれるプールが存在するので

できればプール付きの家がいい。

 

それに、毎日運動させたい。

学校から帰ってきて

ひと泳ぎ!

とか。

 

それに、今の家の家賃は海の前ってだけで

オマーンにしては結構高い家賃。

ここより安くて

プールある場所は

オマーンには探せばあるのはある。(バーレーンほどじゃないけど)

 

なのにここに居続けて

さらに出費して

遠い場所にあるであろう水泳教室に

通わせたいとは

思わないんだな〜私は。。ケチだからね。。笑

子供達泳げてるしね。

 

本格的に競技として水泳を考えてるなら

教室なんだけどね。。

日々の運動程度なら

プール付きの家で十分なんだな。。

 

私はあらかじめ見つけておいた

コンパウンドの写真を見せて

「今のとこよろり

3万円安いので

年間36万円お得。。

しかもプール・ジム付き。

引っ越しにお金かかっても

1年でお釣りがくる計算。

どうですか?」

 

とわかりやすい計算を

義母の前でやった。

 

この家は特殊で。。

家のバルコニーから

プールに入れる・・・。

つまり、家の前がプール。。。

 

子供達が泳いでるのが

キッチンから丸見え。。

 

つまり家事しながら

ベランダで読書しながら

子供達を見守れるという。。。

 

ナイスな作り。

 

しかも新築。

私の好きな

アイランドキッチン。

 

学校からもそう遠くないし。。

かなりいい条件。

 

私は暇を持て余していた義父母に

「この見つけた物件は

まだ実物を見てないので

決めかねてます。。。

一緒に観に行きませんか?」

そういうと、今までの反対姿勢は

一気に好転。。

 

一緒に行くというので連れて行った。。

 

義父母は気に入ったようなので

引っ越しを決意。。

 

あとは夫だ。。

この家をこよなく愛してる夫を説得するのは

至難の技・・。

 

取ってきた写真を見せ

夫にいかにいい家だったかを伝える

義父母・・・。

やっと私の思いが通じたのね・・・。

 

夫の反応もいい感じ。

 

が・・・しかし・・夫が急に

契約のことを話し出す。。

 

「あれ?でも、この家の契約って

そんなにすぐに切れたっけ?」

と夫・・。

 

「ええ?でもここにきたの1月だよ?」と私。

 

「いや、でも、ビザが遅れたから

契約書作り変えたんだよね。

その時にそっから一年契約に

作り変えたような。。。」と夫・・。

 

口論しても拉致があかないので

契約を見直すと・・・

夫が言った通り

当初の契約を

新しく作り変えた際に

日付も勝手に変えられていた・・・。

 

大家め。。。姑息な手段を!

 

つまり契約書によると

5月末までは引っ越せない。

 

本来なら1年契約のはずだから

12月末で契約が切れるはずなのに。。

 

しかし、契約書に書いてることは

覆せない。。

 

せっかく引っ越す気満々だったのに。。

この時は

ものすごくがっかりした。。

何より探し当てたいい物件がなくなるのが

ものすごく辛かった。。。

 

 

そして今。。4月中旬

あの家はまだ空きがある。。

新しいコンパウンドだったため

いいポジションは

ほとんどが埋まったものの

2件まだ空きがあるという。。

 

ということで先日

大家に「契約の更新をしない」と

啖呵を切り

また引越しをすることになりました。。

 

私の引越し病勃発です。爆

 

いつも何かが足りなくて

引っ越してしまう。。

 

今回の家は

全て足りてることを願って。。。