ケンドー・コバヤシ

読み : ケンドー・コバヤシ

ケンドー・コバヤシは、吉本興業所属のお笑い芸人。通称ケンコバ。
元ハリガネロックのユウキロックとの松口VS小林、村越周司とのモストデンジャラスコンビといったコンビでの活動を経て、2000年からピン芸人として活動。大阪NSC11期生。

ケンドー・コバヤシの由来は「ケンドー・ナガサキ」

ピン芸人となった当初は、本名の小林友治として活動しようと考えていたが、吉本の社員に本名で活動することを伝えたらスベった空気になったことから、笑わせないといけないととっさに考えたのが『ケンドー・コバヤシ』だった。と、2013年に出演したTBSラジオ『加藤浩次 金曜Wanted!!』で話している。

ではその「ケンドー・コバヤシ」という名前はどこから来たのか。

その由来は、プロレスラー「ケンドー・ナガサキ」である。2020年にAmazonプライムで配信された『有田プロレス・インターナショナル』の第1回の中で、「初めて話すエピソード」として語っている。

ケンドー・ナガサキから名前を取った理由は、「噂される人になりたかったから」。プロレス好きの小林は、よく噂されるプロレスラーと言えば誰だと考えた時に浮かんだのがケンドー・ナガサキだったという。

ケンドー・ナガサキは「ケンカ最強」や「30人の暴走族を相手に1台ずつ大型バイクを破壊」といった伝説があり、ガチで戦わせたら一番強いと噂されていたレスラー。

当時関西で活動していた小林が、「ケンドー・コバヤシっていうやつがいるらしいぞ。」と関東で噂になれば面白いかな、と考えたという。一番好きなレスラーだったというわけではないが、結果がどうあれ噂が先行するキャラクターが良いと思い、自身の芸名に「ケンドー」を取ったそうだ。

ケンドー・ナガサキの由来は?

ケンドー・コバヤシの由来となったケンドー・ナガサキは元大相撲の力士で、1971年にデビューしたプロレスラー。本名は桜田一男。

しかしこのケンドー・ナガサキは実は二代目であり、もともとこの「ケンドー・ナガサキ」というリングネームは、イギリス人プロレスラーのピーター・ソーンリーが名乗っていたもの。1964年に剣道の面をイメージした覆面をしたケンドー・ナガサキとしてデビュー。

この初代ケンドー・ナガサキは10代のころ日本人の武道家に柔道を教わっていたのだが、その際に剣道や合気道の指導も受けていた。そのことからリングネームの「ケンドー=剣道」が生まれたようだ。「ナガサキ」の方は、地名の長崎ではなく「前世の苗字がナガサキ」と説明していたという。

こちらが初代ケンドー・ナガサキ

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