愛犬の危篤状態から
いのちについて、ふと思う事がありました。
人は生まれる時も、死ぬ時もひとり。
人は生まれる時と、死ぬ時も裸。
よく聞く言葉です。
人は生まれる時も、死ぬ時も手ぶら
今の人間社会では、人はお金や名誉や物質や世間体に固執し、環境に支配され、人間関係に翻弄され
それを失うと耐え難き苦しみや挫折や、喪失感や、焦りや、羨望や、しいては、疑心暗鬼や、被害妄想を生み出し、
それを得ることに成功すると、逆に自信に満ち溢れ、優越感や、高揚感や、安心感や、安定感を感じたりします。
大抵の人は
失うことは怖いこと?!
と思っている。
人は、生まれた時は、何もないゼロからの出発だった。
持って生まれたとすれば、母体から分離した小さな肉体の衣だけ
無からの出発で、生まれて今まで無事に生きてこれだだけでも本当に儲けもの。
食を得て、衣服と、住処を与えてもらい、
色々な体験をさせてもらい子供を授かり今に至る
たとえ、仮に財産が破綻し丸裸になってしまったとしても、元々の状態に戻っただけ。
そんな風に思うようになった。
何を恐れることがあるものか。
生きて、色々な経験をし体験をつんで、学んで、出会いや別れを繰り返しながら、いづれ皆もこの世界を終える時がくる。
そして、何も持たずに旅立つ。
旅立つ時は肉体すらこの地球にお返しして行く。
魂に刻んだ経験と、体験し得た感性と、気づきによる学びだけが次に引き継ぐことが出来る?!
そう思ったら、今の環境に固執するのもなんだか
どうでも良くなる。
皆は、何をそんなに守っているのだろう。
身を粉にして働き、他人と比べ、他人を捌き、毎日繰り返すルーティーン
とはいっても、
今の環境でいる間は、ちょっとだけ物質が必要だけど、
無くなったからといって大騒ぎするほどのことでもない
けれど、今の環境でいる間は、ちょっとだけいい目をしたい
遊びたい、楽をしたい、飲みたい、食べたい、楽しみたい、仲間がほしい、パートナーがほしい、あれしたい、これしたい、優越感に浸りたい、勝ちたい、ナンバー1、オンリー1になりたい、智慧が欲しい、能力が欲しい、才能が欲しい、美貌がほしい、健康が欲しい、愛情が欲しい、お金が欲しい、権利が欲しい、、、
そして、満たされたら
ちょっとだけ、人の役に立ちたい、人の支えになりたい、人を笑顔にしたい、人の手助けをしたい
そして、それも満たされたら
やっぱり、自分のことをちゃんと考えたい、
魂の目的を全うしたい
向上したい、上昇したい、ひとつになりたい、
だんだんと、実ってきたら
実るほどに頭を垂れる稲穂のように
感謝のできる人なりたい、愛の人になりたい
愛そのものになりたい
と、人は成長するのであろう
あれほしい!から
あれ欲しくない!と思うようになったら、
だんだんとその時が近づいてくるのかも知れない
とか思いながら
今日は、ケーキビュッフェ🍰