冷静に対処する | きららの心理

きららの心理

アダルトチルドレン専門カウンセラー
心の在り方について綴っています

2020年3月9日(月)

先月からの新型コロナウィルスで世界中が大変な状況になって来ていますね

一日も早く終息してくれることを願ってやみません

 

怖いのは このウィルスに効く薬がないということ

薬が出来ても承認されるのに多くの時間が掛かるということ

まだ 分かっていないことが多いコロナウィルスです

なので 今のところ対処法は人 込みに行かない

マスクをして 飛沫感染を防ぐ

手洗い 消毒が主に出来ることですが

そのマスクが不足しています

2月のはじめ頃に中国の観光客が マスクを爆買いしていたのをテレビで見ていた

そのせいかどうか分からないけれど 今 日本にはマスクがない

単純に需要と供給が間に合っていないということだろうけれど 生産がまったく追い付いていないのか?

マスクをセブンイレブンのある店舗で転売していたのには ほとほと驚いた

 

デマがもとでトイレットペーパーの買い占めが相次ぎ オイルショック並みの品切れになったりしてる

 

小中高と休校になり 働くお母さんは 子どもを預けるところを探し回り 四苦八苦してる

図書館は閉鎖している所もあり 学童保育では 子どもが集団でいたりして これでは休校の意味がないと思える状態もみられる

マスクやトイレットペーパーを買いに病列になっているのを見ると ライブでの感染とあまり変わりのない状態ではないかとさえ思える

 

とにかく 色々と問題がある

国のリーダーは後手後手で 説明不足であり 地方自治体に 後はそれぞれでやって下さいと丸投げ状態

毎日の報道でも専門家たちの意見がさまざまで何を信じればいいのかと思う

 

もう一つ驚いたのは 陽性にもかかわらず 「うつしてやる」などと言って居酒屋などお店に行った人がいたという事実

あり得ない!

ロンドンではアジア人と言うだけで シンガポールの男性が「コロナウィルスはいらない」などと言われ暴行を受けるなど 信じたくない出来事が起こっている

 

人がウィルスによって感染することも怖いですが このようなことを起こしてしまう人が時に最も怖い存在となってしまっています

 

最後にイタリアの高校のドメニコ・スキラーチエ校長先生が休校となっている生徒の皆さんにあてたメッセージをご紹介します(一部抜粋)

ご存知の方もいるかとは思います

 

「マンゾーニの「いいなづけ」の31章冒頭、この啓発的で素晴らしい文章を、混乱のさなかにある今、ぜひ読んでみることをお勧めします。この本の中には、外国人を危険だと思い込んだり、当局の間の激しい衝突や最初の感染源は誰か、といういわゆる「ゼロ患者」の捜索、専門家の軽視、感染者狩り、根拠のない噂話やばかげた治療、必需品を買いあさり、医療危機を招く様子が描かれています

 

冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けて下さい。せっかくの休みですから、散歩したり、良質な本を読んでください。体調に問題がないなら、家に閉じこもる理由はありません。スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。
世界のあちこちにあっという間に広がっているこの感染の速度は、われわれの時代の必然的な結果です。ウイルスを食い止める壁の不存在は、今も昔も同じ。ただその速度が以前は少し遅かっただけなのです。この手の危機に打ち勝つ際の最大のリスクについては、マンゾーニやボッカッチョ(ルネッサンス期の詩人)が教えてくれています。それは社会生活や人間関係の荒廃、市民生活における蛮行です。見えない敵に脅かされた時、人はその敵があちこちに潜んでいるかのように感じてしまい、自分と同じような人々も脅威だと、潜在的な敵だと思い込んでしまう、それこそが危険なのです。
 16世紀や17世紀の時と比べて、私たちには進歩した現代医学があり、それはさらなる進歩を続けており、信頼性もある。合理的な思考で私たちが持つ貴重な財産である人間性と社会とを守っていきましょう。それができなければ、本当に ‘ペスト’が勝利してしまうかもしれません。
 では近いうちに、学校でみなさんを待っています。」