プロ野球が開幕した。開幕は新たなる希望の始まり。
チームや選手、そしてファンたちは、新シーズンに向けて心を一つにし、
未来への期待を高める。私もワクワクする。
若手選手や新加入選手がチームに活気をもたらし、
昨年、低迷していたチームや選手も、新シーズンという、
復活のチャンスの訪れに、未来への希望を強くする。
そして、挫折や困難を経験した後の立ち直り、粘り強き努力が、
ファンに勇気を与える。
私が応援するのは、3年目を迎えた新庄剛志監督の北海道日本ハムファイターズ。
万波選手、クローザーの田中正義投手等、いい選手が育っている印象がある。
今日の試合も、田中正義投手が、最後の打者を打ち取り、
ゲームセットの時、選手も、新庄監督も、皆、ガッツポーズをしていた。
チームの雰囲気がいいと思った。
優勝という未来を目指す希望があるということか。
指導者の力は、はかりしれない。
新庄監督の力が、チームに希望を与えているのだと思う。
かつて、ソビエト連邦にも、ミハイル・ゴルバチョフ氏という、
20世紀を代表する偉人ともいうべき、指導者がいた。
冷戦の終結。世界軍縮へのリーダーシップ。
彼の行動によって、どれほど多くの人が、世界平和への希望を抱いたことだろう。
しかし、一方で、世界の中には戦争が続いている。
ウクライナ、ハマスを始めとする地域では、
未来のために建設してきた学校や、庶民の生活は一体どうなってしまうのか。
幸せになるための学校。平和に貢献できる人材を育てるための学校。
それを破壊することのどこに正義があるのか。
希望を持って、地道に積み上げてきた日常。そして、未来。
これらを壊す権利が、一体、どこにあるのか。
戦争に勝利はない。勝ったから正義。人の不幸の上に、勝利があるはずがない。
そこに勝者はいない。
ゴルバチョフ氏が考えていた、ソ連邦が維持されていれば…と思わずにはいられない。
プロ野球の開幕と世界の情勢を通じて、未来への希望の大切さを、あらためて感じさせられた。
へいしろう