髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「Law of the West (ロウ オブ ザ ウェスト)」 レビュー (ファミコン)

2020-03-27 21:00:19 | ファミコンレビュー
コマンド選択式アドベンチャー+ガンアクション
トーセが開発
ポニーキャニオンから発売
1987年3月6日発売


あらすじ

 主人公『シェリフ(保安官)』が西部の『黄金の谷』で町の人々を守らなければならない。
 町に現れる一癖二癖ある人々に対し、舐められず『シェリフ』として毅然として接していかなければならないのだ。


特徴


・1人、歩いてきて『シェリフ』に対して話しかけて来る。
 4種のうち1つ返答が可能で様々な反応をしてくる。
 会話の内容により、撃ち合いになったり、有益な事を話しかけてくれたりする。

・相手とのやりとりを終えると得点の集計画面となる。
 有益なことを聞き出せれば「スペシャル」として高得点がもらえる。

・相手を射殺してしまっても進行上、問題はない。
 (人道的には大いに問題があるが)

・敵に撃たれゲームオーバーにならずに続けて11人の相手をし終えるとゲーム終了である。


操作方法

 十字キー:会話の選択肢の移動、照準の移動
  会話選択肢の一番上の時に、上キー押し続けで照準に変化

 AボタンorBボタン:会話選択肢の決定or射撃

得点は45点

良い点

・会話が面白い
・行動の自由度が高い

悪い点

・パターン化されしまう。
・エンディングがない。


良い点の解説

・会話が面白い

 銃で武装している西部の世界という事もあってか
 相手は最初から喧嘩腰に会話してくる奴がいたり、酔っ払いのような奴がいたりなど個性豊か。
 出来るだけ穏便にと低姿勢に会話していると「腰抜け」などと言って来たり
 逆に強気に出ると最初の勢いはどこへやらビビッて帰って行ったり反応を見るのも面白い。


・行動の自由度が高い

 相手を簡単に射殺できる。
 バーなどから出てきた直後で無言の相手も射殺可能だし
 良い感じで話を進めていて去り際に射殺する事も可能。
 射殺するとボーナスがもらえないが進行上は問題ない。
 (人としていいんか?)


悪い点の解説

・パターン化してしまう

 会話が同じで
 敵の動きはランダム性がないのでパターン化してしまい飽き易い。


・エンディングがない

 自由度が高いのは良いが11ステージやって得点の集計だけが行われるだけで何もない。

 会話の進行による分岐もないので点数程度の違いしかない。
 エンディングのテキストで違いがあればなぁ…

 「住人を守って名保安官になった」とか
 「あまりにも住人を殺害しすぎて殺人鬼として捕まり相応の刑を受けた」とか…

 なーんもない。寂しい。



しかし、この町、どんだけ物騒やねん。
会話しているだけで相手は守ってやらないと別の奴に射殺されるのだから…
(プレイヤーは狙われない)
まぁ…
一部会話で強盗しようとしている奴の話の情報があるからな。
口封じのために射殺しているとも考えられなくもないが…
だったら、そんな屋外の目立つところじゃなくて屋内にいればいいのに…

ちなみに、狙われているのを見殺しにしてもそこまでの会話分の点数は入る。





ちなみに最高点である90万点を出した人に先着5000名に
特製「シェリフバッチ」をプレゼントするキャンペーンをやっていたのだとか…

応募券と90万点の得点と顔を写した写真を入れて送るともらえると取説に書いてある。

本作の取説(「げーむのせつめいしょ(仮)」さん)

0点の写真を笑顔でVサインをして送ってみようか。
何でかって0点で終えるにはキャラ全員を射殺しなければならないからだ。
最低かッ!
その上、応募締め切りも当然切れているから
もはや人間的にたちが悪いし迷惑でしかないよな…
いや、関係ねぇ!俺が楽しければそれでいいんだ!!
今すぐ応募を…

ん?俺を誰か見ているような気が…




バキューン!!



ネタバレはなし…


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ガラスのハート)
2020-03-30 20:12:33
なんかオチがサウンドノベルのバットエンドみたいでいいねw
オチ (髭人)
2020-03-31 06:41:04
ガラスのハート殿
コメントさんきゅ~です。

お!
大抵、コメント欄はゲームの感想を頂くのが大半なんですが(当然だが)
オチの感想を頂けるとは非常に嬉しい!!

コメントを投稿