桜通り | 苺ちょこたん★ぶろぐ

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ランジェリーデザイナーを経て
装飾デザイナーとなったChocoがゆるく綴るBlog

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・Kawaii☆Stars (Creator team)
・被写体
・家庭菜園始めました

4/3
春が待っていてくれました。
🏥診察おわりの帰り道。満開桜通り🌸
桜はこんなに綺麗に咲いていて穏やかな気候なのに。



【ミューファン®︎の銀糸マスク】
銀の糸が織り込まれた特殊な加工生地。
優れた機能面だけではなくて
見た目も時折キラッと光るおもしろい生地です。

喜んでくれるといいな。

【ウーリースピンテープを地色に染めた結果】
左:紅茶染め     中:晒し   右:食紅染め
(ナチュラルカラーに)   (染め前)         (生地同色の薄水色に)


【ここからは少し真面目な話】
(まず初めに。普段購入しないような生地やデザインの理由)
①コットン100%ガーゼ
②晒し白ではなくオーガニックコットンという色気のない生成りを使っていること
③装飾を一切ほどこしていないこと
④わざわざ面倒な縫製工程数を増やしてまで力を入れていること

⑤柄物に関してはいつも選ばない系統であること
⑥顎から鼻まで覆う面が広い。
それは何故か?

それは今後長期戦に耐えられるよう機能面を押し出しているからです。

可愛い生地や装飾を施してキラキラしたものを作りたいとは思いますが
この世界情勢からいくと真面目なお話として
そうそう簡単に終わるような出来事ではありません。

更に今よりも厳しい状況になると予想します。
かわいさかっこよさを追求してる場合ではなくなるでしょう。
大きな波がきて流されてしまう前に備えておく必要があります。

①〜④の理由は全て
布マスクに要必須な「毎日の煮沸消毒」に何回も耐えられる素材であること。
(80度以上10分以上)
耐熱の低い化繊を使えば最悪溶けます。
また何度も熱湯をくぐって伸ばしたり干すなど繰り返しても耐えられるような縫製であること。
長時間使用するにあたって肌ダメージを最小限に抑えるため肌に触れる部分は化学染料を一切使用していない自然色(オーガニック)コットン生地を使用すること。

⑤に関しては煮沸消毒耐久の他、
抗菌/消臭/滅菌機能が永続的に続く
国産メーカー有輪(YUWA)の純銀を練り込んだミューファン®︎という特許生地であること。
柄は種類が少なく既に決まっているためそこからチョイスしたもの。
⚠️そもそも現在、国産も外国産のガーゼも売り切れ続出で入手が難しくなっています。

⑥マスク着用で間違った使用方法をしている人をみかけます。鼻を出しているまたは鼻まで届かないものを使用している。
これではマスクの意味があまりありません。
かと言って大きすぎてところどころ隙間が開いていてもマスクの意味がないので、
市販のものからパターンを引き直してノーズフィッターを縫い付けて鼻まで覆い隙間をつくらない仕様にしました。

薬局共同の繊維開発企業で得た知識からデザインを重視するものと機能面を重視するものを明確に分けるということを学びました。

本当はどちらも取り入れて作りたいところですが
いまはファッション性よりも機能性第一で考えています。「衛生面(滅菌)/耐久性/機能性」に重点をおいて物作りをすすめています。

本日「煮沸消毒」をおこなってノーズワイヤーが耐熱できるか実験をしてから必要な人のもとへ届ける準備をしたいと思います。

先日国産メーカーのフィルターが届いたので最後にポケットへ仕込みます。

『やるならば半端なものではなく抜け目無く徹底的にやる』



【いただいた一輪のカーネーション】
生花はいつも元気をくれます。
3/31火曜花の日