クレーター工事終焉後メンテナンスとオバハンの戯言 | はみんこの傾向と対策~ニキビ痕改善レポートと妄想~

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18歳から人生の半分以上クレーター肌をやってるおばさんの実録。いじりナシの経過写真多数です。

気づけばクレーター治療開始から18年が経ち、治療を始めた頃に生まれたであろう赤ちゃんたちはこの春高校を卒業しました。
おかげさまを持ちまして、私のほうも目立つボックススカーやアイスピックはほぼ成敗し、ローリングスカーが居座っている程度になりました。
↓にアップした写真のように光の具合などによっては今でも大変なことになるのですが、おおよそ月面から関東平野くらいの変化はあったかと見ています。


というわけで、今後激しいTCAクロス等はしないような気がします。
激しいTCAと距離をおけるようになったということは、すなわち改善を意味する喜ばしいことでございます。

とは言い条、皮脂大放出炎症系角質爆盛りDNAは元気に稼働しておりますから、メンテナンスは必要。
そんなわけで、先月0.8mmダーマスタンプ+AQリカバリーセラムをやりました。

まず麻酔。

エムラクリーム塗布、30分放置。のはずが、
奥にしまい込んだリカバリーセラムが見つからず、やっと見つけたのが40分後。

10分オーバー分さぞかししっかりと麻痺したと思われるので、力の限りダーマスタンプをザクザク。

 

久々だもんで、インスタ映えを忘れ写真撮る前につい流血を拭いてしまった…。

それでもなお血が噴き出した状態。こんなでもやっぱり痛くない。エムラすごい。


とは言い条、剣山もどきに突っつかれた肌としましては、間違いなく刺激を受けております。
すなわち活性酸素発生不可避ですので、水素で中和します。いつものメガハイドレート水溶液塗布です。


切り口が茶色くなったリンゴが、秒で、元の色になる還元力を持つ、かの有名なメガハイドレートですよ。
一行上、「瞬間」ではなく敢えて「秒」と書いてJKぽくしてみました。マジ卍。

そしてAQリカバリーセラム

ヒト由来成長因子群チャージ。


※私の約1回分

 

以前は、施術後数日ほどは滲出液でファンデ不可能でしたが、AQリカバリーセラムのおかげで翌日からファンデ可能。

数日後の細かい皮剥けを経れば、もう通常運転に。

 

皮剥け一段落後。これがローリング目立ちまくりの結構ヤバイやつです。

 

時々質問のある縫合後は、今こんな具合です。

ピンボケですが、やっぱうっすら線はありますわね。

 

 

さて、時折
「リカバリーセラムとアクティブセラムは違いますか?
治療後はアクティブセラムじゃダメですかね?」
と聞かれることがあります。


ダメってこたぁないですし、放置プレイでカサブタにするくらいならばアクティブセラムを使ったほうが断然いいと思います。
しかしですよ。この治療ってのはですよ。

回復を促すためにわざと傷つける行為なわけですから、ここは最高峰の成長因子群リカバリーセラムの出番だと思うのですよ。

だもんで逆説的に言えば、普段のスキンケアにリカバリーセラムは行き過ぎでありましょう。
ちょっとそこまでゴミ出しに行くのにレーシングカーを走らせるようなもんですから。

それにしても、いかんせん肌ってのは産まれ持っての個人差が大きいです。
これは、前々からあれやこれやとデータを提示したり感情に訴えたりしながらブログで騒いできた内容なんですがね。

ホルモンバランスや受容体の感受性、その他もろもろの遺伝子情報等々…、世の中にはトータルで肌に関して恵まれている人とそうでない人が存在します。
つーことは、超恵まれている人は100均石鹸と化粧水でも無意識に美肌をキープし続けちゃうわけです。
仮に成長因子を使うにしてもAQではなく、安めのバイオのEGFでも十分ではないかと。

バイオであってもヒト型に寄せて作られている分、高い植物性幹細胞ものより期待が持てるようなきがしますんで。

そういうもので普通の肌でいられるようなら、また人生違ったんでしょうな。

 


てな具合に、この肌のおかげで人生色々と考えてしまうことがままあるわけですよ。
ブログを3ヶ月も放っておいて何を書くのかと思えば、今回はそのあたりをくどくどと言いたいのです。
いいですか。歳取ってくるとこういうふうに面倒くさくなってくるんですよ。
さてそれでは。

みんなちがって、みんないい
みんなちがって、みんないい

ええ、言わずと知れた金子みすゞさんです。

あまりの唐突さにはみんこオバサン遂に気が触れたかとお思いでしょうか。前からです。
4月から生活環境が変わり、心身ともにヘロヘロになっているというのも少なからずあります。

そうは言いますけど、「みんなちがって、みんないい」は、難治性ニキビ・クレーターに悩むものにとっても福音なのですよ。

・それぞれ違うから、人と同じことをやれば治るわけじゃない→不要な落胆、無駄な時間とお金を節約
・それぞれ違うから、美肌になれない≠努力不足、自分史上最高でOK→精神的に楽になれる

ほら、御覧なさい。こんな具合に。
こんな大事なことだというのに、世間一般では見落とされすぎじゃないかと思うわけですよ。

この「違い」を、ちょいとパソコンに置き換えてみましょうか。


パソコンは基本的に同じ構造で同じ動きをします。
同じキーを叩けば同じ反応を示します。
でも、HDDやメモリなどのスペックはそれぞれ違う。

そのスペックの違いも、表面に型番として表示されています。

それゆえ、相違があることは誰の目にも一目瞭然。
従って、
「このハゲー!あっちのパソコンはサクサク動くのに、お前は努力不足だ!」
なんてパソコンに向かって怒鳴る人はまずいないわけです。

ところがどっこい、これを人に置き換えたとたん、不思議なことに全くそれが通用しなくなるんですよ。
「ニンゲン」という分類は同じでも、当然ながらスペックはそれぞれ違うというのに。
残念ながら人間はおでこに型番が記載される仕様ではないからでしょうかね。

さすがに「光合成でエネルギー産生する食事不要タイプ」までの違いは生じませんが、それぞれの特性はだいぶ違います。

パソコンやザクのような量産型じゃないのです。

 


…よしよし、この流れを肌関連に代入できるところまで強引に持ってきましたよ。
ではいきますよ。

 

それぞれ違うのに、
「なんでそんな肌汚いの?ちゃんと顔洗ってる?」
→私は普通に洗顔して普通の肌。洗ってればニキビにならないんだからアイツ洗ってないんじゃね?発想。

「美肌の友達が使っている化粧品に変えて、毎日10時には寝てるのに、なんでニキビ全然治らないんだろう。」
→美肌の人と同じフローのオペレーションをしてるんだから同じ結果になるはずなのに…、発想。

まさにこれですわ。
同じだと思い込んでいる典型ですね。

 


特段人間は、DNAという名の固有の設計図による影響が大きい。
で、さすがにDNAともなると、書き換えや追加ができるようなシロモノじゃあない。

努力さえすれば誰でもどのジャンルでも高水準を達成できるほど、世の中単純でも甘くもありませんのです。

本気でトレーニングすれば誰でも100mを9秒台で走れるようになるとお思いですか、そこのお姉さん。

学校のお勉強もスポーツも見た目も我慢強さも肌も、もとからある程度は設計図を持って生まれてきてるんですよ。

 

ですから実際生きていれば思うようにならないことも多かったりします。

それでも、そこから紆余曲折を経て、当時は存在すら知らなかった自分なりの道が開けるということが多々あります。

本来それでいいわけです。というか、それこそが人生じゃないですか。

みんな一律で同じことができる、同じ結果が得られる、なんて考えてみれば奇妙なお話じゃないですか。

 

現に私の肌も、勝手に毎日ボコボコ腫れニキビができ、どんなに頑張っても一般的な平坦な肌に戻すことは無理でした。

それでも肌の組成に興味を持ってそれ系の仕事に就き、通りすがりの人に指さされて「きったねー肌」と罵倒されない程度には修復でき、そのなりゆきをブログに書いて仲間とやり取りをするようになったのです。
重症ニキビ黎明期に掲げた理想とはだいぶ方向が違いますが、いいんですよ、こういうのも。

と、若輩者ながらこのあたりの心境にまでは来れました。

 

私がその「努力や環境だけではどうにもならない何かがある」という、残酷かつ現実的な事実に気づき始めたきっかけってなんだっけか?

と思い起こしてみると、それはおそらく「数学」と「肌」だと思われます。
どうあがいても、この2つはダメだったのです。

人並みには遠く及ばないのです。

 

まあ数学は、もともと文系人間だったので偏差値29.3を叩き出しても大した支障はなかったのですが、ド第一印象である顔の皮膚についてはそうは問屋がおろさなかった。

というわけでそこから肌に関しては、得体の知れない運命と対峙していくことになったわけです。

 

だいぶ長くなったので、2回に分けます。

この続きもほとんど書いてあり、次のアップは早いはずなので↓1日各1クリックで褒めてやってください。

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