我が家には沢山絵本がありますが、中でも3歳の末っ子が1番読んで欲しがる絵本が「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」です。
バージニア・リー・バートンの名作です。
黒一色の木炭画の絵本で、原書は1937年に出版されています。
もっともっと色鮮やかで、もっともっと子どもの目をひくような仕掛けのある絵本だって 我が家には たーーーくさんあるのに、この絵本が彼のホームとなっています。
まぁ。私も大好きですから ちょっと長いお話ですが、よく読みます。
ちゅうちゅうは 綺麗な可愛い機関車です。いつも機関士のジムが大切に磨いて手入れをしてくれます。
でも、ちゅうちゅうは客車や貨車を引いて、駅を行ったり来たりするのが 嫌になってしまうんです。
自分1人だったら もっと速く走れるし、そんな姿をみんなが見たら「素敵!」って思うに違いない!って。
で、機関士のジムたちがコーヒーを飲んでいるうちに、ちゅうちゅうは 1人で走り出すのでした。
そこからが大変!
疾走するちゅうちゅうのせいで、道行く人も動物も大変なことになってしまいます。
ちゅうちゅうも大変な目にあってしまいます。
そこで ちゅうちゅうを追いかけるのは 機関士のジムとその仲間なのでした。
ジムは走って追いかけている時に 最新式の機関車に出会いました。ハンカチを振ってその最新式の機関車を止めるのです。
ジム:
ぼくの きかんしゃが にげだしたんだ。つかまえるんだから てつだってくれたまえ。
最新式の機関車の機関士:
ぼくのじかんひょうはどうするんだね。
ジム:
きみの じかんひょうなんて きにするなよ。 ぼくは ちゅうちゅうを みつけなくちゃならないんだ。
そういって その最新式の機関車に乗り込んで ジムはハンドルまで奪って操縦してしまうのです。ちゅうちゅうを探すために。
強引!
強引すぎる
むらおか はなこ さんの訳が とっても上品なのに、このジムの行動だけは 強引すぎる!笑
こんな 傍若無人な人、、、あり??
と思い。これは何かの間違いじゃないかと、以前原書のペーパーバックで 確認したことがあります。
ジム:
Help me catch my runaway engine.
最新式の機関車の機関士:
How about my schedule?
ジム:
Never mind your schedule .
I must find CHOO CHOO.
、、、。
原書でも ジムは強引でした。
でも、ジムのガッシリとした体格やパイプをくわえている様子を見ると
そうか。
ジムは スターウォーズでいうところの ハン・ソロ的なキャラクターなのかっ。
だったら 超魅力的じゃないのっ!
愛するちゅうちゅうを探すために、最新式の機関車さえ 超強引にジャックしてしまうという。
ハンソロぶり!
むらおか はなこさんの訳よりも、実際のジムは もうちょっと乱暴な口調なのかもしれないわっ。✨
実際のジムって、、、、。なんやねん。
そんなわけで、ジムが グッと魅力的に見えてくると、ますます この絵本は面白くなります。
ちゅうちゅうは “She”と表現されているので女性なんです。
なんか このコンビ いいじゃない♪
って、思わずにはいられません。
今夜も読もう!ちゅうちゅう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました♪