益田ミリさん。
1969年大阪生まれ。イラストレーター、エッセイスト。
私も最近まで彼女の事を知らなかったので、この本をきっかけに何冊か続けて読んでみた。
■47都道府県女ひとりで行ってみよう 2008年発行
日本には47都道府県もあるのに、全部行ってないのはもったいないなぁ。というわけで、ひとりで全部行ってみることを思いついた。
旅先で何かを食べるや何かを学ぶ、何かをする等にはこだわらない『ただ行ってみるだけ』の旅。
結果は33才からの5年をかけて、全県訪問を成し遂げてこうして本になるのだが、最初の青森県で『一人旅の楽しみ方が分からない』とぼやき、三重県、北海道と3県尋ねた時点で、『もう、飽きてきている・・・やめたい』と本気で愚痴っている。
益田ミリさんの事は知らないけど、それまで恐らくインドアな人だったんだろうな。
■心がほどける小さな旅 2016年発行
ああぁ、どこか遠くに行きたいなぁ。
そう思ってる時って・・・・心がかちこちに固まってる。
彼女のプロフィールで『趣味は旅』と書いてあるのを見た事がある。
47都道府県女ひとりたびの後、彼女なりの旅の楽しみ方に気が付いたんだろうな。
■ちょっとそこまで旅してみよう 2013年発行
昨日まで知らなかった世界を、今日のわたしは知っている。
旅から戻ったその夜は、布団の中でいつも不思議な気持ちになるのでした。
もう、彼女にとっての旅は『わざわざ行くもの』ではなく『人生の一部』になっているようです。
■美しいものを見に行くツアー ひとり参加 2017年発行
美しいものを見ておきたい。40歳になったとき、なぜか急き立てられるような気持になりました。
行きたいと思っても、『ちょっと』では行けない所はツアーに申し込めばいいではないか!
北欧のオーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、ブラジルのリオのカーニバルなど、41歳からの10年間でいろんなところに行ってみようと決めたミリさんの行動力は30代の『一人旅の楽しさがわからない』と言ってた時とは大違いだ。
女性は習い事に一生懸命になり好きなことは継続して上達するものだが、ミリさんも30代の時と40代では旅の楽しみ方が全然違う。
エッセイには『楽しい』『おいしい』『いいなぁ』ってワードがよく出てくる。
そうなんだよな。楽しそう、おいしそう、よさそうって言葉は行ってみたい気持ちにさせる魔法の呪文なんだよな。
インスピレーションで行きたいって思ったら立ち上がればいいんだよ。
旅先で名物をたべたり、名所に行ったりしなくていいんだよ。好きなとこで好きな事していいんだよ。
季節も良くなってきたし、どこ行っても『ココいいなぁ!』ってすぐ行ってくれる先輩にサイクリングのお誘いでもしてみようかな。
自転車ツーリングのブログランキングです。
下のバナーをポチっとお願いします。
https://blog.with2.net/link/?1380109