11月22日

 

十一と十八を組み合わせると土木になる事から、11月18日は土木の日だ。

旧湊川の付替え改修事業で、作られた湊川隧道の通り抜けに行く。

 

明治時代に神戸の三大事業と言われた島原貯水池立ヶ畑堰堤工事、兵庫運河開削と並ぶ旧湊川の付替え改修事業。

頻繁に水害を起こす旧湊川の付替えの為の会下山を貫く水路トンネルを掘る事は当時の技術では難工事だったそうだ。

1901年、明治34年に完成した湊川隧道は、阪神淡路大震災で被災した為に新湊川トンネルに役目をバトンタッチし、2000年に閉鎖される事になった。

 

しかし、土木遺産として歴史的技術的評価が認められ保存される事になり、毎年土木の日に湊川隧道の通り抜け見学会が行われている。

今年の見学会はコロナの影響もあってハガキを送っての抽選方式で、幸い当たったので見学する事ができた。

 

 

新湊川トンネルの呑口側。

上のレンガ調の建物が旧トンネル入り口で、通り抜けウォークのスタート地点。

 

旧トンネルへの入口を入ると阪神大震災や湊川付替え事業などの資料がパネル展示されていて参考になる。

呑口側は『湊川』、吐口川は『天長地久』の扁額の拓本。

 

使われたレンガは貝塚煉瓦と岸和田煉瓦だと判明。

(コレ調べとかないと文句を言う知り合いがいるもんで)

 

コンクリート製の通路を歩いて旧トンネル内に到着する。120年前のレンガ造の空間は、直径約7メートル。

幻想的な空間。

地下水が今も花崗岩のインバート部分に流れている。

 

腰まで花崗岩、その上はイギリス積みだ。

阪神大震災を経ても大きく傷んでいる感じはしない。

 

旧隧道を約400メートル歩いて、新湊川トンネルの壁面に出た。

コンクリートの構造物が未来的に見えちゃう。

 

吐口側には、先ほどの『天長地久』の扁額。

 

このまま、新湊川に沿って川沿いを歩く。

川沿いって言っても、堤防の上じゃなく堤防の下だ。

 

長田まで歩いて通り抜けイベントは終了。

お土産にみなとがわずいどうのせんべいを頂いたのだが、帰るまでに割れちゃった。

 

 

いい経験でした。このイベントを知ったのは一年前の事、忘れない様に一年先のスケジュール表に予定を書いといて良かったと思った。

 

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