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東大話法(『原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語』安冨歩著)

2019年12月03日 | 政治経済

嘘はダメです。よくない。誤魔化し、隠ぺいはダメです。
本人にとってもよくないし、周りの者もみんな困るし、機能不全に陥るし、

事態はより悪くなり改善できなくなる。

事実や現実を認めなければ、事態はよくなることはありません。

名を正さなければいけません。

 

「嘘や誤魔化し」を見極めるために、とりあえず「東大話法規則」を知っていることは役に立つと思います。また、自分の言い方がそうなってないかを気をつけることにもなります。
(東大関係者がみんなこういう話法を使うということではなく、そういう人が多いということだそうです。地位と高速回転する脳みそがさせる技ですな。御用学者とか政府関係者とか高い地位にいる人とか、、、だけでなく、世間にはこういう言い方で誤魔化したり保身に走る人はかなりいますね)

 

1 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。

2 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。

3 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。

4 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。

5 どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。

6 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する

7 その場で自分が立派な人だと思われることを言う。

8 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。

9 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。

10 スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。

11 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す

12 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。

13 自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。

14 羊頭狗肉。(見せかけは立派だが実際中身はちがう)

15 わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。

16 わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。

17 ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる

18 ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。

19 全体のバランスを常に考えて発言せよ。

20 「もし〇〇であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。

 

実例を用いながら「東大話法」について深く解説がされています。超まじめな本です。(でも面白い
この本を読んでから、「東大話法使っとるな」と気がつくようになりました。 

やたら小難しい言葉や専門用語をたくさん使う人は、もしかしたら「理解されたら困る」と思っているのかも知れませんね。(ただ、相手への気遣い思いやりがないだけ?癖?)

自分の心からの言葉でない言い方(自分のことなのに「一般論として」、個人ではなく「〇〇の立場から言うと」「〇〇(役職名)として」など)は現実から逃げてるんだろうね。

私も誠実に、思いやりをもって言葉を使うように、気をつけたいと思います。

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