自宅隔離 | エアメール From モスクワ 2

エアメール From モスクワ 2

ロシア人の旦那さん(ヒヨコさん)と私、2015年11月26日生まれの日露ハーフの娘(ウサギちゃん)とのモスクワ生活。
日本人から見たロシアの情報を、現地からお伝えします♪

本日をもって、オランダ帰国から無事に2週間が経過しました。
公的に外出する事が出来るようにはなりましたが、モスクワ市のルールで特別な用件がある時以外は外出出来なくなっているので引き続き自宅隔離ですえーん

仕方がない事とはいえ、さすがにちょっと外に出たくなります。あと心配なのはビタミンD不足。まだ寒い日が続いているため、バルコニーに出て日光浴…とかもちょっと難しいです。あとどのくらい自宅隔離状態が続くか分からないし、全く太陽に当たらない日が続くのでそれがとても心配です。せめてもう少し暖かくなってくれたらな…。

ロシアは他のヨーロッパの国やアメリカなんかに比べると感染者数は圧倒的に少ないです。ただ、少ないとは言っても毎日徐々に増えている事には変わりがないので感染対策は必須。特に感染が進んでいるのは首都モスクワで、そのためモスクワに対して制限が他の町に比べて多くかかっています。実質、ロックダウン状態です。
上記に書いたように特別な用件がある時以外は外出禁止です。
近所のスーパーや薬局への買い物、ゴミ捨て、ペットの散歩、通勤、緊急時の医療搬送時のみが特別な用件に当たります。これ以外は基本的に許可されておらず、違反すると罰金もしくは刑罰が処されます。

また4月5日までロシア全土で有給休暇扱いの週間になっているのですが、それはあくまでコロナウィルス対策ため。家から出ない事が前提とされています。でも、違反する人はやっぱりいる訳で、その事に対しモスクワ市長は4月5日までにスマホの通信機能を使って外出をしている人がいないか監視するシステムを採用するそうです。
あと、街中に監視カメラも追加設置され違反者を探すようにするのだとか。
また政府が発行したQRコードを所持していないと外出も出来なくなるそうです。
かなり厳しいように感じますが、それくらい徹底しないとルールを守らないロシア人が多くいるという事でしょう。
一人一人がきちんとルールを守って家に居ればこんな事する必要もない訳で。
これくらいして外出するのを止めないと感染が食い止められない状態まできている証拠だとも言えます。

日本ではまだ多くのお店が開いていて、自宅隔離も義務ではないと聞いています。
でも、こんな非常事態なのだからこそ、日本政府はもっと強気に出て国民を守らなければならないのではないでしょうか?
自主性とか人権とか今はそんな事を言っている場合ではないレベルまできています。

ロシアは一人一人がちゃんと家で自宅隔離を続ければ1ヶ月ほどで事態の終息がつき始めると言われています。それは感染者の数がまだそこまで多くないからこそ。
ヨーロッパやアメリカのような数になってしまったら終息がつき始めるまでもっともっと時間がかかるでしょう。
そうならないためにも、厳しい規制だと思っていてもみんながこれを守る事で最悪の事態を防げる、それなら守ればいい。
簡単な事、特別な事は何もしなくていい、家に居るだけでいいのですから。