ゆづるは上から

 ガーンっと順の頭を

 抑えて床に打ち付けた。
 順は額を床に

 叩きつけられて額に

 痣が出来た。
「ぼくの顔に傷が…、

 大変なことになりますよ?

 慰謝料問題になりますよ?
 いくらになると思いますか?

 だってぼくですよ?」
 順は今度は

 脅しはじめた。

 大きな目からは

 涙が溢れて

 零れているのに、

 その口は誘惑したり
 脅したり、まるで

 魔物のようだ。
 ゆづるの足に

 しがみつき、そのまま

 這い上がり、

 ゆづるの体に

 すがり抱き着く順。
「愛してます。愛してます。

 ゆづるさん、

 ぼくこんなに誰かを

 愛したのは

 生まれて初めてなんです。

 ぼくをこの家に

 住まわせてください。
 ぼくをゆづるさんの

 お嫁さんにしてください。」
 狂った眼で

 必死で順は訴える。

 怒りと気味悪さで

 ゆづるの頭に

 どんどん血が上っていく。
「てめえ、

 まだわからねえのか?

 俺は女が大嫌いだ!

 お前は女だ!

 それも最悪の売女だ!
 お前のその陰売根性が

 大嫌いなんだよ!!
 お前の自慢の口も

 手も尻も

 全部汚ねえんだよ!

 どこかのじじーどもが

 ×っ込んだものに俺は
 ××る気はなんだ!」
 

 

 

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