しかもそのチーズが

 今や牧場の

 生計を支えるほどの
 ヒット商品になった。

 初めは作れる数も

 少なかったが、

 今では機械も

 買ってたくさん

 作れるようになり、

 その売り上げで

 牛舎を大きくし、

 人を雇う話にもなっている。

 機械のお陰で余力が

 出来た冬子は母が

 家で作っていた

 チーズケーキのレシピをも

 再現して
 販売を始めてこちらも

 ヒットし始めた。
 さびれた牧場は

 今や少しづつ

 大きくなろうとしている。
 冬子は長い間

 自分が迷惑を

 かけているという

 罪悪感があったが、

 暗闇を出て、

 今では父親を

 助ける存在になれた。

 そして冬子には

 大切な宝物が

 もう一つできた。
 それはあの

 満月の夜に冬馬が

 かけたもうひとつの

 魔法。

 その願いは冬馬の

 願いだったが、
 月の光は奇跡を

 冬馬とゆづると冬子に

 もたらした。
「冬子、ご飯できたから

 外で遊んでるユヅを

 呼んできてくれ。」
 そういわれて冬子は

 家の外に出て行った。

 家の前には

 小さな男の子が蝶を

 追いかけてる。
 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ  
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
今日もご訪問ありがとうございます。

いいねをいつもありがとうございます。