一人になった

 まひろは部屋の

 中を見回す。

 きれいな花の

 向こうの窓は

 夜しか見えない。
「裕也が無事に

 帰ってきますように。」
 まひろは手を

 組んで祈った。
 実際に体験した

 恐ろしい化け物との

 死闘は

 とてもゲームの

 遊びとは思えない。

 もしかしたら…

 負けたら死ぬんじゃ

 ないかという想像が

 まひろを怯えさせた。
 裕也は初めて

 五芒星の部屋を

 見た。

 5つのパソコンが

 配置され、床には

 不思議な模様が
 描かれている。

 パソコンからは

 女の子の声がデータを

 伝え続けている。
「山内、こっち。」
 五芒星の部屋の

 パソコンを置いていない

 スペースに

 リクライニングチェアと
 イスが置いてある。

 御堂は

 リクライニングチェアを

 裕也に譲ってしかし

 イスではなく
 直に床に座った。

 堂島が二人に

 ゴーグルを渡す。
「始めよう。」
 御堂と裕也がゲームの

 ゴーグルを付けると、

 堂島がメインシステムから

 ソウルブレイドを
 起動させた。

 
 

 

 

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