名刺交換をして、

 皆が会議用テーブルに

 着席すると

 おばあちゃんの

 息子さんが訪問の

 理由を話し始めた。
「先日山内さんは

 母を助けて

 くれただけでなく、

 こちらの会社の

 玩具を母に
 プレゼントしてくれました。
 母は認知症が

 急に悪化して

 困ってたんですが、

 玩具と毎日

 おしゃべりを

 しているうちに

 この短期間で意識が

 しっかりしてきて

 私を息子だと

 思い出してくれるように

 なったんです。」

 裕也はそれを

 聞いて

 おばあちゃん改善して

 よかったなあと喜び、

 息子さんは

 話を真剣に

 聞いている裕也に

 笑みを浮かべた。
「それだけでも

 感謝しているんですが、

 母の様子を見て

 とても驚いたのが

 ヒヨピーの会話の
 反応の早さと

 的確さにでした。

 ヒヨピーは母の

 問いかけにすぐに

 答えて会話が
 成立していくので

 父も感心して

 介護施設に寄付を

 したらどうかと

 言っていたんですが
 私は自分の店に

 置きたいと

 考えています。」

 自分の店に

 置くとう言うので

 この息子さんは

 オモチャ店か

 ゲーム店を

 経営しているの

 だろうかと軽く

 前のめりになって

 聞き入った。

 しかし息子さんの店は

 裕也の予想と違った。


 

 

 

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