裕也はヒヨピーの
可能性に
救われた。
自分は罪を犯した
かもしれない。
ヒヨピーも何か
目的があって
作られたかもしれない。
でも
子供たちの心を
支える善良な
面がある。
ヒヨピーをたくさんの
子供たちに
届ける仕事に
関われるなら
やりがいになるし
少しは人の役に
立てると思えた。
ぼくにも出来ることはあるんだ。
このオモチャが
人助けになるなら
たくさん売りたい。
まだやり直せる。
そう裕也は思った。
また中条の
息子さんは他にも
素晴らしい提案を
してくれた。
５年前に
中条デパートは
新館を建設し、
その１階ワンフロアを
゛いちごミルク"が
占有して展開する
ようになってから
毎週土日は
子供たちが遊べる
催事を行っているという。
その催事に
ルナソウルも
参加して新館
出入り口でヒヨピーを
展示して
貰いたいというのだ。
「出入り口前と言っても
天気が良ければ
子供たちが
大勢集まって
にぎわういい場所です。」
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