Gレコ総集編1
義務なので観に行ってきました。
客いなくて快適でした。
なんというか、富野信者向けとしてなら及第点なのですが、ガンダムオタクに訴求するかというと全然ですし、子供が観るかというとさっぱりですし、興業としてはどうにもなんねえなと。
店はダメな常連がダメにするというやつで、富野監督をヨイショする取り巻きを追っ払わないと、企画段階でこけたまま軌道修正できず駄作を作って時間が無駄になるだけですよね。
あいつらこの作品を当てることより、富野監督と仕事したということで今後のためにハクをつけようってだけでしょ。
そもそも画質がスクリーンだと耐えられないし、総集編でしかなくて映画としての体裁になってない。
CM入らないのになぜかオープニングとエンディングがあるのが時間の無駄。
子供の興味を引く要素はゼロというか妙なお色気サービス要素がマイナスぶっこんでるし、ガンダムオタクが喜ぶ要素は博物館のゲルググとかジェガンが一瞬でる程度ですからね。
この作品で何が描きたいかというと、宇宙戦争を成り立たせるためのインフラと基幹技術ですかね。
で、宇宙戦争ができるような技術のある世界だと安定してしまって宇宙戦争をする理由がない。
なんか絵の感じとか雰囲気が『閃光のハサウェイ』とか『クロスボーンガンダム』に合いそうな感じなのに、旧作との連続性を敢えて断ち切っているのがもったいないですよね。
ラーメンののれんだしてるなら頑固親父の気まぐれメニューじゃなくて素直にラーメン出してもらいたい。
ラーメンとして成立させるには最低限、味玉とメンマとチャーシュー、つまりスペースコロニーとモノアイとシャアが足りない。
ラーメン食いにいって女のミニスカ太ももサービスが嬉しいかよ。そういうのはストリップ小屋でやれ。寒気がしたわ。
サブタイトルのコアファイターも終盤ドッキングに苦戦するだけで全然クライマックスに絡んでないし。というかクライマックスがない。やる気あんのか。
クライマックス感がないのはガンダム総集編映画の悪しき伝統ではありますが。
『ガンダムⅠ』の時点で誰か文句言えば良かったのに、なまじヒットしてあれが良いみたいになりましたからね。
いまはタイムシフトで好きなときに観られるから、VHSが普及してなかった頃に見逃した人がまとめてストーリーが追えるという利点すらない。
売りがナササリーすぎて人に観てくださいとも言えない。
どうするんだこれ。
もっとやる気だしてお金もうけてくださいよ。
どうせ駄作ならタイムマシンで過去のガンダム集めて総出演とかやれよ。
んで美少女キャラをパイロットにしてそれぞれ赤青黄緑ピンクの5色に塗り替えてプラモ出せば客入らなくても最低限プラモだけは売れるだろ。
富野監督のことなら大概許せる僕が観て寝ちまいそうなくらいだから、何でもない人は絶望的ですよ。
良かったのは、わざわざ映画館で観て文句言うと通ぶれます。
あと客が全然いなくて静かにのびのびと観られます。
SF設定はたぶん非富野系ガンダム作品にフィードバックされていくんだろうなという気はします。
朝から全力疾走でショッピングモールの中走り回って映画館探して滑り込んで観たのに、徒労感しかなかった。
間違いなく今まで観た映画の中で一番つまらない作品。
最高が逆シャア、最低がGレコ。