GRIT やり抜く力を手に入れる……? | ゼロ・マイナス5分

GRIT やり抜く力を手に入れる……?

20%読んだ時点で、ゆとり世代 in アメリカに対する愚痴ばっかりで忍耐力が試されています。
実践編……?

筆者の息子が成績より水泳を続けたことを評価されて勝ち組企業への就活に成功した、というみみっちい話がやり抜く力が重視される社会の例に挙がってますが、日本ではそれがために運動部に入ることが強制されたり、嫌でもやめさせてくれなかったりするので、今のところだからなんだという感想しか出てこないですね。

日本の場合は、バブル入社組がぬるま湯で、氷河期しか知らないゆとり世代のほうが卓越した逸材が多いような気がします。

頭ん中バブリーなおっさんはいまだにメールもコピー機もろくに使えなくて、ほとんど派遣の女子が実労働してますからね……。
「PDFはソフトがなくて開けないから書類をJPGで保存し直して」とか言ってくるような原始人を相手にして、どんなに頑張っても手取り16万の派遣契約更新してもらえる程度の評価しか得られないのに、よく真面目に働けるなと。
AdobeはPDFソフトのAcrobatの名前変えた方がいいですよ。「アクロバット」って何となく難しそうじゃないですか。
もっと出来ないと恥ずかしいような名前にして欲しいですね。
adobe老化テストとか。

賃金は能力じゃなくてポストに支払われるのを実感する。

だいたい人生をポジティブに変えるためのコーチなんかつける人というのは、ある程度裕福で社会的な地位があり、さらに現状に不満のあるエリート階層であってスタート地点ですでに下駄を履いているわけで。

GRIT が社会的な成功に不可欠で、さらにそれは人格的な魅力の源泉なのだとしたら、世の中の成功者は人格的に優れていることになるけど、往々にしてそうではないし。

今のところスキャンダルで評判を落としていない成功者の上っ面を見て、結果論でGRITがどうのこうの言ってるだけじゃないの。
生存バイアスというやつ。

JKローリングが著名人のGRITの筆頭にあげられているけど、こないだ性的少数者に批判的なこと言い出してマイノリティを失望させたので失格ですね。

だいたい『成功者』と言ったときに『成功』とはどんなことを言うのかしら。
死後映画がヒットして評価が高まったけど、存命中はヤク中で精神障害の貧乏作家だったPKディックは成功の部類?

というわけで一瞬の成功より幸福を目指しましょう。
そこで大麻合法化です。