多分世間の期待と食い違ってる新設・妨害運転罪の対象 | ゼロ・マイナス5分

多分世間の期待と食い違ってる新設・妨害運転罪の対象

以前から個別で罰則はありましたが、世間からの強い要望で10項目が新設の妨害運転罪の対象になりました。

・最低速度違反
・通行区分違反(追い越し車線を走行し続ける・直進車線から右折する等)
・不要なクラクション
・危険な割り込み
・危険な追い越し(左側車線からとか)
・車間距離不保持
・危険な急ブレーキ
・ハイビームで威嚇
・幅寄せ
・高速道路での駐停車
さすがに警察はよくわかっているというか、これは世間の要望とは逆に『煽られる原因』や『煽られたという被害者意識を持つ人の報復行為』が主な取り締まり対象なんですよ。
警察が杓子定規な道交法の適用より円滑な交通を重視してるのがわかります。

煽り運転というかロードレイジの加害者は、だいたい自分が被害者で、無法者への報復のつもりでやってますからね。

高速道路で追い越し車線をノロノロ走ってるのをパッシングライトでどかそうと思ったらブレーキかけてきたり、車線変更したら後続車が怒ってプープー鳴らして追っかけてきたり、ハイビーム出しっぱなしにムカついて報復ハイビームとか。

あいつらマナーを知らない下手くそにルールを教えてやる、こらしめてやるとか思ってやってるんですよ。

今後は「煽り運転けしからん!」と、息巻いてた煽り性な人々の願いがかなって自分が取り締まられることになります。
「制限速度以下ならいくら遅く走っても構わない」「急ブレーキかけても後ろから追突した方が悪い」とか思ってた人は残念でした。
抗議のためにクラクションを鳴らすのもやめた方が良いですね。

車に乗ってなくてもSNSにはよくいますが、ムカついた相手を何とかして不愉快にしてやるのが勝利という考え方は不思議で仕方ないですね。
やるなら最後までとどめ刺せないと、ずっと恨み持たれて厄介なのにね。