ウィステリア家具工房 ブログ

東京都あきる野市にて無垢材で家具を作っているウィステリア家具工房。仕事や趣味、日常の事を写真を添えて書き綴っています。

座卓のリメイク完了

2019-04-04 09:18:46 | 家具
昨年末にご依頼頂きました花梨瘤材2台とブビンガ波状杢座卓のリメイクが完了しました。

3台の座卓、どれも今となっては貴重な材で作り変えるのはもったいない。出来る事ならそのままお使いになるのが良いのですが、あまりにも大きく置く場所に困る との事でした。

そこで会社の応接間のテーブルに作り変えとなりました。

お客様にご希望のサイズを伺い、お部屋の写真を撮ってもらいデザインを考えました。

もとの座卓天板の厚みが80~90mm あまりにも厚過ぎるので50~40mmまで落としましたが、それでも厚く、存在感ありすぎ なので薄く見えるように80度ほど角度をつけてます。



天板は花梨瘤 脚部はブラックウォールナット ウレタン塗装 

設置後の写真はお客様が撮って送ってくれました。





次にブビンガ波状杢 この材はとにかく硬い!! そのうえ逆目がひどい。 小さな台を先に作ったのですが、これは私の手に負えない と言う事で 加工屋さんに平面出しを依頼しました。

脚部も同じブビンガです。脚はなんとか自分で加工しました。ウレタン塗装三分艶





最後に花梨瘤 巨大な座卓をセンターテーブルに。

この材は製材所に出して厚みを落としてもらった後に平面加工の外注に出しました。ブビンガの時にお世話になった埼玉県白岡の丸伸銘木加工さんにて。

脚部は工房にストックしてあったニレの杢 角材を使いました。

天板、すごい杢です。お客さんは「細胞みたい」と仰っていましたが、ホントその通りだと思います。





設置後はこちら



今回、杢板や瘤材 普段使わない材で困難を極めましたが、面白く よい経験になりました。

それと、丸伸銘木加工さんと繋がりが出来たのが収穫です。経験豊富で親切丁寧な永田社長と奥様にはお世話になったし、いろいろ教えてもらい、時間を忘れて話し込みお仕事の手を止めてしまいました。

この場を借りて御礼致します。

最後にD社 鈴木社長さま 長くお待たせして申し訳ありませんでした。ご期待に添える仕事だったかは? これからも宜しくお願い致します。



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