IKUKO KUSAKA Web Exhibition 17 「輝く人生」 | みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

生命礼賛をテーマに彫刻を創作。得意な素材は石、亜鉛版。
クライアントに寄り添ったオーダー制作多数。主なクライアントは医療者・経営者。
育児休暇中の2011年よりブログで作家紹介を開始。それを出版するのが夢。指針は「自分の人生で試みる!」

IKUKO KUSAKA Web Exhibition 17 「輝く人生」

 

 

 

 

 

 

 

 

クライアント様は、会社の経営を引退された方です。

 

20歳から88歳の現在まで(2015年時点で)、選外になってしまった2年を除き、毎年、スキー競技で国体とマスターズ連続出場し続けている現役スキーヤーです。

(国体の時は回転、大回転、滑降、マスタースでは大回転に出場とのことです。)

 

当初のご依頼内容は

●ご自身の大回転中のターンをしている姿を黒い石で制作してほしい。

●その際にスキーのエッジが立っている、体が傾斜したポーズの像

●本体は30~40㎝で、台座を含めた全体高が100㎝位。

●台座正面に「輝く人生」という文字を入れること。

でした。

 

最初の二つ、石彫の作り手にとっては物理的にかなりの難関です。

模型を何度か製作しながら、クライアント様のニーズを確認していくと、写実性の高い像希望されていて、その場合、手足が非常に細くなることから石での制作を断念、ブロンズに変更しました。

 

一般的には、一つの作品を一色で仕上げるブロンズを、ヘルメットやゴーグルの形状、ウエアのライン、ゼッケンに至るまで色の濃さに変化をつけて表現するという、ブロンズにおいて最高難度の制作に職人魂で挑んでくださった英工藝 鋳物師 中野秀昭様にも心より感謝申し上げます。

 

設置の全体のしつらえとしては、台座周囲に白の砂利を敷き雪山の雰囲気を表現。

同時にこの砂利によって、雨の日の泥や砂の跳ね返りで彫刻の汚れを防ぐ仕様にいたしました。

 

 

私自身、結果的に初のブロンズ制作を手掛けることとなり、とても多くのことを学ばせて頂く案件となりました。

 

クライアント様に心より感謝申し上げます。

 

 

H125×W45×D40(cm)

ブロンズ、茨城県産真壁石、黒御影石、白玉砂利

 

2015.9月

仙台市青葉区S様邸に設置

 

制作過程の詳細はこちらをご覧ください。

仙台市個人邸への彫刻設置事例 スキー ブロンズ彫刻

https://ameblo.jp/mnbb-art/entry-12074528577.html

 

コロナ対策ユーチューバー スズマリさんにもご紹介いただいています。

ぜひ、ごらんください。

https://youtu.be/mibEByy2GrE

 

 

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