アイデンティティって何? | 一般社団法人 日本医療心理カウンセラー協会カウンセラーのブログ

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こんにちは、カウンセラーの桜井です。
本日、ランチを食べに近くのショッピングモールに
行きましたが、卒業式を終えた中学生らしき方々で
フードコートは、いっぱいでした!
ご卒業おめでとうございます🎉㊗️

コロナウィルスの影響で、制限の多い卒業式だったかもしれませんでしたが、よい思い出を胸に新しいスタートを頑張って👍下さい!

さて、ここから発達のお話です。
中学生から高校、大学までの13〜19歳までを精神分析家で、心理学者のエリクソンは、「ライフサイクル理論」の中で青年期としました。

その青年期の発達過程の中で、自分や求めていた自分というものを獲得していくような言動を「自我同一性(アイデンティティ)の確立」と呼びました。
アイデンティティとは何でしょう?
簡単に言うと「自分はどんな人間なのか、どんな人間になりたいか」ということです(^^)

青年期のアイデンティティの獲得は、理想や失望、発見などの経験の過程を通じて、独自のスタイルを獲得していきます。
しかし、それには大きなエネルギーやストレスがかかります。
その時に「孤独感」や「自分への不信感」などを抱きながらも「自分はどんな人間か」を作っていきます!
集団や周りの人々の中で居場所のを見つける事をしながら、その一方で自分は周りの人々に受け入れられているのだろうかといった孤独感や迷いといった葛藤に苛まれます。
しかし、この時期の葛藤はより複雑で高度です。

そのため、エリクソンはアイデンティティが形成されるこの時期をモラトリアム、つまり猶予期間と言いました。
日本では義務教育以降の高校や大学の時期などです。
この時にいろいろな社会的集団の中で役割を習得したり、練習を行うことが出来きます。

しかし、このモラトリアムの期間内で、バランスが崩れて心身に支障をきたしてしまう事もあります。

もしお子様が、不登校や引きこもり、気分や体調の不調があれば、カウンセリングにお越し下さい。

保護者の方だけでも対応可能です!
早めの治療が回復には重要ですからね!

さて、私の青年期は随分と昔でしたが、今も心は青年でいたいと思います!(^^)