今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

もうすぐ十五夜ですね。

2020年09月29日 | 徒然なるままに
快晴とはなりませんが・・・晴れ!!

相変わらず、モズは縄張り宣言です。


このお宅の柿の木はだいぶ葉が落ちました。


稲刈りの終わった田んぼ、孫生え(ひこばえ)が伸びて緑が濃くなりました。


このひこばえ、穭(ひつじ)とも呼びます。

穭が一面に伸びている田んぼを穭田(ひつじた)と呼び、秋の季語です。

歳時記の説明では・・・

「刈り取った稲の株から再び生えてくるひこばえを穭(ひつじ)といい、一面に穭の生えた刈田を穭田という。
乾いた田の面を吹く風に弱々しい青い葉が揺れているのは晩秋の寂しい眺めだが、中には青々と葉が茂って、小さな穂をつけるものもある。
枯れ果てた四囲の景の中でその青さは目にしみるが、やがて霜が来ると白々と枯れてゆく。
それまでの間、穂をついばみに降りてくる小鳥の声がしばらく穭田ににぎわいとなる
(水原秋桜子編『俳句小歳時記』大泉書店 より)

「ひつぢ田の麦より青き時雨哉」( 尚白)

「ひつじ田の畦の景色の彼岸花」 (日野草城)

地方では、このひこばえを放置しておくと、鹿を呼び寄せて農作物被害の原因となるので、早く鋤く様にと呼び掛けているようですが、

稲刈りの時期が昔に比べて早くなったことや農業従事者が減ったり高齢化したりして二毛作の農家が減少して、

ひこばえが増えているようですね。

キクイモモドキ


その名の通り、キクイモに似ているところからの名前ですが、キクイモと違い塊茎(芋)ができないことからの命名です。

本家のキクイモ、戦中の食糧難の中「作付統制野菜」に指定され、国民の飢えをしのぐ代用品として配給され広まりました。

現在は、芋にでんぷんでなく、イヌリンという天然のオリゴ糖の一種を多く含むことが知られベジタリアンなど多くの人に健康食品として親しまれています。

イヌリンの効能は・・・薬屋さんみたいですね。

ネットで検索すればいろいろ出てきますので、省略します。m(__)m

ちょっと、秋ぽっく






お隣の柿・・・ようやく少し色付きました。


今日は旧暦の8月13日です。

二日後の10月1日は、旧暦の8月15日、十五夜です。

中秋の名月とも呼ばれますが、里芋の収穫時期でもあり、芋名月とも呼び、豊作への感謝も込めて芋をお供えするところもあるようです。

ただ、今年は実際の満月は翌日の2日です。

1日正午の月齢は13.7ですので、実際は満月の一日前の小望月(こもちづき)ですね。

その1日ですが、予報は曇り&雨でした。

雲で隠れているのを「無月(むげつ)」、雨が降るのを「雨月(うげつ)」と見えない満月を呼びます。

「いくたびか無月の庭に出でにけり」( 富安風生)
  今宵は満月なのに、何度も庭に出て見上げているが、雲に隠れて見えない、憎たらしい雲だ。

「塾の子の無月を帰る声満てり」( 長崎小夜子)
  そろそろ受験シーズンの入り口、今日は満月なのに雲に隠れている。子供たちはそれも気にせず挨拶を交わしている。

「あるだけの酒くみ寝ぬる雨月かな」( 上村占魚)
 今日は十五夜なのに、あいにく雨、月を愛でることはできないが、ありったけの酒を飲んで寝よう。

では・・・(@^^)/~~~
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