【墨液と墨汁のお話】 | 書法家 武田双鳳の「そうほう録」

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「書で人生を豊かにする」をテーマに、日々のオモシロさを探求する書法家・武田双鳳の日記

【墨液と墨汁のお話】

 

本物の「墨汁」
使ったことありますか?

 

ほとんどの人は、

合成樹脂(ボンド)などが入った

「墨っぽい液体」(墨液)でしか書いたことがありません。

 

墨液の方が安価で、手軽ですから
それでもいいのですが、

 

やはり、墨液は墨液。

本物の墨汁とは違います。

 

 

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「墨っぽい液体」(墨液)と「本物の墨汁」の違いは、 

電子ピアノとアコースティックピアノの違いに似ています。

 

電子ピアノだけの練習では

微妙な弾き分けができないと言われますが、

 

墨液だけの練習では
微妙な書き分けができなません。

 

本物の墨汁で書くと、

幼児でもわかります。

 

その色、その香り、その伸びやかさ…
まったくモノが違うということに。

 

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書法道場の墨汁は、
100%精製膠(にかわ)。

 

煤の粒子の大きさにもこだわり、
一般の10倍~30倍以上細やかものに。

 

精製膠、粒子微細のため、
伸びも香りも発色も佳良。


筆を洗えばスグに墨が落ちます。

1週間洗わなくても、筆が固まりません。

 

合成樹脂(ボンド)入りの墨液であれば、
1週間どころか、1日も洗わなければ
筆はカチカチに固まってしまいます。

 

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本物の墨汁は、その人の個性(癖)を
微細な墨色の変化として表します。

 

鏡のように墨色に映し出される

その日のカラダの「通り方」から、

無自覚の偏りを気付かせもらうことで、
 

日常のあり方を健やかにする
キッカケを掴み取ることができます。

 

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体験入会の方には、無料で高品質の「墨汁」を
使っていただいています。

 

ぜひ、その「ヨサ」を、
味わっていただきたいものです。

 

☆生徒さんには、

「固形墨」を磨ることもおススメしています。

 

理想は、全て磨りたての墨だけで書くことですが、

まずは、「墨汁」に固形墨を磨り足すことから始めてみましょう。

 

当道場オリジナルの墨汁は、

成分上、固形墨を磨り足せる設計です。

 

【書法オリジナル固形墨】

 

 

 

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