私の研修では、毎回ほぼグループワークを行います。

その目的は、問題意識の具現化のためです。

何となく研修に参加すれば、何となく時間が過ぎ、何となく終わります。

お金が勿体ないです。
個人でお金を出しておらず、会社が出しているのであれば、会社への裏切りです。成長してほしいなと送り出して頂いた上司や社長への裏切りです。

そうならないように、必ずグループワークを行います。

そこでは、様々な意見交換がなされます。

私はグループワークの時間が一番好きです。

みな真剣。

ただし、参加者たちは時間意識が飛んでしまうのです。

90分でもまず終わらないです。

90分という限られた時間の中で、最大の効果を出す必要がありますが、多くの参加者がスクリーンに映し出されたタイマーを見ません。

期限は絶対です。

それを守らなければ、プロとしてアウトです。

質が高ければ期限過ぎても許されると思っているのか。

そもそも質の捉え方を誤解している方々もおおいです。

質感の度合いは自分以外の誰かが決めます。

その度合いを超え過ぎず、ある程度超えたものを、納期内に求められています。

求められる質感の度合いは青空天井で広がっているわけではありません。

ですが、磨きに磨けば満足されると思い込んでいる人たちがおおくいます。

限られた時間の中で、どう考え、何を実行すれば求められる質感のものを期限内に収められるのか、この点を追求する必要があります。

働き方改革の本質は、この点にあると感じております。

石川将平