先日、知人から懐かしさ溢れる姿ながら、味付け、素材選択にこだわった絶品のお菓子を頂き、舌鼓を打った。





そう、ご覧のとおり、リンゴ飴(*)である。
*「オトナのリンゴ飴」 広島県広島市中区白島北町14-15 (カフェ ラムファクトリー内)


幼少期よりこのリンゴ飴に目がなく、縁日といえば綿アメ、焼きそばより、まずリンゴ飴であった。


昔から知るこのお菓子は、
非常に甘い水飴(シロップ?)で果実表面がコーティングされ、中のリンゴはやや酸味がきいていた。
割り箸に刺されたこのお菓子を落とさないよう慎重に指で支えながら、歯で堅いこのアメの殻をガリガリ壊してゆく。
ふっと顎の力が抜けてリンゴの皮と実に到達、甘味と酸味が混ざりあい、食感の異なる絶妙なハーモニーと相まってまさに美味。

今回頂いたリンゴ飴は、このつたない自分常識を見事に打つ砕き、”お菓子”から”sweets”へと昇華させたと言っても決して大げさではない美味しさだった。
非常にうすくコーティングされた飴は歯をたてるとパリッと砕け、ただちに柔らかくジューシーなリンゴの実に達する。
このリンゴの実は、やや甘みの勝つ酸味を有していて、果実の美味しさとともに飴の甘さを控えめかつ上品に高めるのに貢献している。
とにかく、食べやすく、あっという間にまるまる1個を食べ終わってしまったほど。
まさに、気品あるオトナのリンゴ飴だった。


さて、

仕事柄、こんな甘いものを紹介してええの?なんて声が聞こえてくるようだが・・・

リンゴは酸性度(PH=3程度)こそ高いものの、ポリフェノールが豊富で、プラーク付着の抑制効果や歯周炎の進行抑制に効果があるといわれている。また、リンゴ酸は色素沈着や黄ばみ除去に効果があるといわれ、繊維が豊富であるためプラークの除去を補助的に手伝う効果もあるともされる。

決して、悪者ではありません。


タピなんとかの次に来てもおかしくない、このリンゴ飴。

きっと来るで。予言します。

 

機会、ご興味があれば是非ともご堪能いただきたい。