新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

劫達の命(劫財特達の命)

2020年05月30日 | 四柱・その他
先日、四柱推命の生徒の一人が、自分の知り合い(男性)を見て欲しいと言ってきました。
早速、その男性の命式を見てみました。
命式の天干に旺相する食神が2つ輝ていました。
食神は、その名の通り、食べる神ですので、美味しいものを楽しく食べるのが好きな星です。
また、食神は財星(お金)を生じる星でもあるので、食神が良く働く条件が整っていれば、一生食べるには困らないとも言われています。
それでは、食神が良く働く条件とはどの様なものなのでしょうか…。
1. 食神の12運は旺相している方が良い。
2. 食神は平和主義者でおとなしい星なので、食神を強く生じる星があると良い(例えば劫財・比肩 等)。
3. 食神を壊す星が偏印ですので、偏印を抑える偏財等が天干に並ぶと良い(旺相する偏財の方が良い)。
例えば、以下の様の並びの場合、年上の劫財が月上の食神を生じ、月上の食神が時上偏財を生じています。
そして、これらの12運が旺相していると面白いかも知れません。

時 日 月 年
偏   食 劫
財   神 財

星(天干)の並びに劫達の命(ごうたつのめい)というのがあります。
劫財と食神とが並ぶ命式のことで、おとなしいが財を生み出す能力を持つ食神と、一か八かの賭博性のある劫財が、お互いの欠点を補って長所を引き出し合っている様な命式です。
例えれば…微笑みを持った賭博師の様なもの、チョコレートでコーティングされたブロック塀の様な雰囲気でしょうか…
この様な命式の方は、特殊な財に恵まれる暗示があり、宝くじや思わぬ遺産が転がりこんだり、後援者にも恵まれる傾向が多いものです。
棚からぼた餅的なラッキーさがあり、ブローカーにも多い命式ともいえます。

案の定、生徒の知り合いの男性は、投資で儲けたと言っていました。
楽して儲けたいのが劫財、そこにお金を生み出す食神ですから…羨ましい限りです。

しかし、楽して儲けたお金は流れやすいものですね…。
若い男性なら、酒と女と車に流れてしまう場合も多くあります。

お金は使う為にあるのですが、使い方を誤ると運気が下がる場合もあります。
活きたお金の使い方をすると、使われたお金も喜び、再び多くのお金を引き連れてやってきます。
お金を正しく活用する目的や目標、人格を磨くと良いのかも知れません。

お金は万物の一つです。
お金が喜ぶ様な使い方をすると、もう一度主人の処へ戻って来たいと思うのですね…。
猫も犬も、愛すれば、主人の処へ来たがります。
原則は同じなのかも知れません…
正しく愛(管理)することだと思います。

この様に、旺相する食神は恵あるものですが、その食神を壊す偏印の行運は注意が必要です。
食神が壊されることを通して、お金が有っても食べられなくなる場合もあります。
口内炎が出来たり、食道がんになったり、糖尿病等で食事制限をされる場合も出てきます。

人は万物の霊長ですが、万物が喜ぶ様な活き方をしないと、万物も嫌がるのでしょうね…。
人は生き物を食べて生活しています。
生命を食べて生きているのですね…。
ですから、食事の時に「いただきます」と言って生命を食べるわけです。
万物は、食べられることを通して人間の血となり肉となりエネルギーとなります。
その人間が、正しく活きていれば良いのですが、自己中心的な人間には食べられたくはないのかも知れません。
その様な場合は、偏印が廻って来て倒食となった場合に、病気等を通して食生活や活き方を反省させられる場合も出てきます。
五行バランスよく生きることがポイントなのかもしれません。

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