☆金木犀☆ | 妖精の隠れ家~森のRESTAURANT~

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何も確かな事はない いつ何が起こるか分からない・・・
だからココロの中は いつも不安 泣いたり 笑ったり・・・
感情豊かな夏の料理ブログ

 
台風15号から1ヵ月
 
台風19号
もうね 覚悟決めたよね
 
千葉県に直撃ってニュースを聞いてから
まだ分からないって思いながらも
15号の10日間の停電の経験を生かすべく
停電しても大丈夫なように全力で備えたよ
 
でも台風が近づいていくうちに
ニュース番組のコメンテーターが
また鉄塔が倒れて千葉県は1ヵ月以上停電になるって言ったり
停電する地域に千葉県が既に入っていたので
備えても備えても不安だったわっ
 
そんな中 ニュースでこれを見た
 
 
魂抜けて 放心状態になったよ
 
もうこれは水や食料を備えるレベルの話じゃないなって
こりゃぁ家が飛ぶよって
 
そして防災無線で
避難所を開設したので
命を第一に考え避難して下さいと流すようになった
 
これは避難するしかないなって思ったよ

うちは 土砂崩れは大丈夫だと思うんだけど
倒木の恐れがあってね
でっかい杉の木がなぎ倒しに家を直撃したらアウトだなって
 
親も今回のはヤバいなって
 
ただ祖母が他人との共同スペースで過ごせるかって悩んでね
 
それで父の妹に
家族全員避難させて~と頼んだ
 
父の妹もその方が自分たちも安心だから皆で来てと
快く言ってくれた
 
がっ 旦那が明日仕事に行くと言い出した
アホなのかと思ったよ
 
 
オハナは家族なんだよ
家族はいつもそばにいるんだよ
何があってもだよ (リロ&スティッチ)
 
 
そう言って
アホ旦那を説得した
 
とりあえずこれで家族は守れるって
一安心したけど
家が失われるって考えたら夜は眠れなかったよ
 
 
12日の朝
 
祖母を説得し荷物を用意するからと
父の妹が来てくれた
 
小雨の中
話をしていると停電
 
マジかっ!
無風のパラパラの小雨で停電って早くねっ!ってビビったよ
 
こんな早くから停電するとは
もう絶望的だなって
でも10分ぐらいだったかな~
復旧したけど

そして 避難して迷惑かけないように
昼・夜・朝の食事の準備をした
 
そんな中 旦那が起きて来て
備えたカップラーメンを食べようと選んでたからビックリしたよ
なんちゅ--危機感のないやつなんだよ(笑)

避難するって言っても
車で20分先ぐらいなので
停電する可能性もあるから洗い物を出さないように
でっかい箱におかずを詰め込み
おにぎりをいっぱい握った
 
それを見て父が言ったよ
どっか遊びに行くみたいだなって
って夏もなんか運動会のお弁当みたいだよって言った
 
他にも飲み物・懐中電灯・ラジオ・掛け布団・着替え・薬に貴重品
紙皿や割り箸まで準備した
 
そんでね お昼ごろ家を出るよって言う夏に
旦那がそんなに早く行く必要ないよ
じゃぁ俺行かないって言い出した
 
この人は大事な家族を失った事がないから
夏の恐怖が分からないんだなって涙が出たよ
 
1回寝るって言う旦那を説得し
夏家出発
 
って父の妹の家は
前回の15号で停電にもならず安心だと思っていたら
行く直前にその地域が
市内全域避難とラジオで言っていたのでビビったよ
 
でも家よりは確実に安全

12時過ぎには到着したかな
段々と外の様子が変わってきて
 
地震
19時前には停電
 
その後は レベルなんか分からないけど
とにかくここらは雨より風が凄まじかったよ
 
でも前日に寝てないせいか
意外と寝れた
 
まぁ直ぐに轟音で
わぁ--ってなって 目が覚め
でも直ぐ寝るみたいな
それを繰り返して朝5時頃だったかな
父に仕事行くから帰るぞって起こされた
 
家が崩壊してるかもしれないのに

家がどんな状態になってるかって
その前に家に帰れるのかって
覚悟を決めたといっても 怖かったよ
 
でも道中の道は意外にも
大型台風の後って感じではなく
家まで倒木もなく
家も無事だった
 
ホッとしたよね
 
車から降りた時の
庭に漂う金木犀の香りは
これから先 
家族も家も無事だったって安堵した事を思い出すんだろうな
 

 
一夜にして
大切な人を失ったり
大切な物を失ったり・・・
 
孤独や後悔
 
今は難しいかもしれない・・・
でも自分の命が無事だったという事実
自分の命は自分だけのものではないって事
 
残された者は大切な人を胸に
力強く生きて欲しい