台湾建物探訪~台南・高雄 | HISATOMO BLOG

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沖縄県うるま市赤道にある設計事務所 ”久友設計㈱”スタッフブログです⸝⋆

こんにちは。

 

ちょっと前になりますが・・・

 

台南~高雄~台中~淡水~台北の建物探訪弾丸ツアーに行って参りました!

 

台湾は今回で3回目になりますが、近いし、安いし、美味しいし、安全だし、なにより建物が面白い!

 

ということでまずは台南。高雄編です。

 

桃園空港到着後、直ちに新幹線で台南へ。今回は南から北上する計画です。

 

 

まずは台南美術館。

 

昨年完成した坂茂さんの設計です。

 

時間が遅く中には入れませんでした・・・。が屋上が解放されていて最上階まで階段状に散策できる設計になっています。

 

外観の段々はこのためだったんですね~。

 

 

緑の少ない市内に美術館という大きな花壇を設計した印象でした。木々が育つ10年後はどうなっているのでしょう(^▽^)/楽しみですね。

 

翌日、朝一で高雄に移動。

 

 

「大東文化芸術センター」。

 

建物と建物を幕屋根で巨大なピロティ空間をつくっています。

 

幕屋根のイメージがひっくり返りました!下にぐ~~っと引っ張るだけで出来上がり(笑)

 

何がスゴイかというと・・・幕屋根にありがちな鉄骨トラス↓ 

 

 

 

ハイ消えた!

 

幕屋根だけでなくガラスとRCの建物もデザインがイケてます。

 

 

大きなピロティ空間は台南の気候にはもってこいですね。

 

ちょっと意図がわからない手摺?もありましたがインパクトの強い建物でした。

 

 

次は「衛武営国家芸術文化センター」

 

 

ちょっとわかりにくいのですが・・。とにかく巨大!

 

こちらも時間外で入れなかったのですが、ピロティ空間や外部は開放されています。

 

 

曲線の洞窟状のピロティ空間となっています。

 

天井に穿った穴から内部空間がちょっと見えますね。

 

一体どうなっているのでしょう(笑)

 

外から内部構成が全然わからない・・・内部空間が見れなかったのは残念でした。

 

 

天井まで15mくらいでしょうか。5階建てのアパートがすっぽり収まりそうな感じです。

 

スタート○ック的な面白さがありました。

 

続いて

 

 

国家スタジアム。伊東豊雄さんの設計ですね。

 

籠のように鋼管を編み込んでいます。

 

 

 

巨大建築物がとても軽やかに感じ、ありがちな圧迫感がありませんね。

 

構造=デザイン。建築の理想像の一つだと思います。

 

ちょっと意図のわからないヤシの木のオブジェは愛嬌ですね(笑)

 

 

次回は台中編です。では!

 

 

 

おまけ

 

冒頭の坂茂さんの設計ですが、最近見学したものです。

 

静岡県の富士世界遺産センター

 

 

構造=デザインではありませんが富士山をモチーフとしたインパクト特大の建物でした。

 

内部はスロープでらせん状に動線をつくり富士山についての博物館になっています。終点は屋上からの

 

富士山眺望です。

 

 

・・・見えませんでした。残念!

 

デザイン=内部空間構成となっていました。見せ方もインパクトがあり良かったです。